The Fall 『New Facts Emerge』 レビュー (5000字)

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New-Facts-Emerge-Cover

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Track List:

  1. Segue (Mark E. Smith) – 0:30
  2. Fol de Rol (Dave Spurr, Keiron Melling, Smith) – 6:35
  3. Brillo de Facto (Spurr, Melling, Smith, Pete Greenway) – 3:49
  4. Victoria Train Station Massacre (Spurr, Smith) – 1:14
  5. New Facts Emerge (Spurr, Smith) – 4:02
  6. Couples vs Jobless Mid 30s (Spurr, Melling, Smith) – 8:44
  7. Second House Now (Spurr, Smith, Greenway) – 4:28
  8. O! ZZTRRK Man (Melling, Smith) – 3:50
  9. Gibbus Gibson (Spurr, Smith, Greenway) – 2:37
  10. Groundsboy (Spurr, Smith, Greenway) – 3:38
  11. Nine Out of Ten (Smith) – 8:48

total time – 48:15
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The Fallの32枚目となるアルバム、『New Facts Emerge』がリリースされた。ここ最近はずっと安定した活動を続けていたThe Fallだったが、昨年後半からこのアルバムのリリースにかけて、バンドにはいくつかの大きな出来事が起きていた。

まず最も大きな出来事は、2001年にボーカル、Mark E Smithと結婚し、それからはキーボード奏者としてバンドに無尽の貢献をしてきたElena Poulouの突然のライブ活動休止、そして脱退の一幕だろう。おそらくMES氏との軋轢が脱退の原因と思われるが、このキーボード奏者の脱退はファンにも大きな衝撃を与え、ここに1976年の結成以来、バンドのキャリア史上最長と言われた2007年からの不動のラインナップの一角が崩れ、バンドは2001年のアルバム『Are You Are Missing Winner』以来2枚目となる、メンバーに一人も女性が含まれない、完全男所帯でアルバムの制作へと突入した。また、このアルバムはバンド初となる、収録メンバーにキーボード奏者がいないアルバムであり、録音時の4人というメンバー数もおそらく史上最小のものと思われる。前作『Wise Ol’ Man』までの、盤石な体制で着実に一つの路線を維持しつつ、その世界観の中でひたすら質を磨いていくという職人的なアルバム制作の方向性は、一つの終わりを迎えたと言っても良いだろう。当初2月と噂されていたアルバムのリリースが5月になり6月になり、とうとう7月の末までズレ込んだのも、このアルバムの制作がいかに困難で、アクシデントに見舞われたものだったかを容易に想像させる。アクシデントといえば、ドラマーのKeiron Mellingが駅で二人組の暴漢に襲われ、重傷を負う事件も起きた。

もう一つの大きな出来事は、バンドが2016年をもって結成40周年目に突入し、2017年5月23日には初ライブからちょうど40周年と、大きなアニバーサリーを迎えたことだ。もっともバンドからしてみればそれがどうしたという、バンドが100周年だろうが明日でラストライブだろうが、いつも通り歌っていつも通り帰るのがこのバンドのスタンスではあるのだが、やはりファンにとっては喜ばしいことには違いなく、この32枚目となるアルバムも、そんな一つの節目を迎えてから初となるアルバムとして、多くのファンから期待と不安を持って待たれていた作品である。

僕は2007年の『Reformation Post TLC』頃から続く、一定の音楽性をひたすら深化させていく方向性、悪い言い方をするならマンネリ気味のThe Fallには、アルバムを聴くたび新鮮さがないという意味で、ある種の幻滅をずっと感じていた。特に前作『Sub-Lingual Tablet』は音楽的な完成度は非常に高く、それまでバンドがやってきたことの「正解」をすべて詰め込んだような快作であることは間違いないものの、それをバンドの新譜としてパッケージした時に、ここまで意外性のない音楽作品になってしまうのか、という意味で、非常にショックもあった。これはボーカルMES氏の音楽趣向と、それを完全に音として表現してしまえているのであろうメンバーのミュージシャンシップの高さが、化学反応を起こさないでそのまま結実してしまっているが故に起こる、聴き手側の感想としてしか存在しえない一方的な「面白みのなさ」ではあるのだが、『Fall Heads Roll』以前の、例えば『Code: Selfish』や『Levitate』などの乱雑なアルバムにあった、メンバーの誰もMES氏の思った通りの演奏はできてないんだろうけど、その荒廃した音の世界をMES氏のボーカルが一人で音楽にしてしまっている謎のスゴさ、みたいなエネルギーが大きく欠けている気がして、そこをバンドの面白みだと思っていた僕は、Elena Poulou氏のドイツ人らしいカッチリとした感性もおそらく一役買っているのであろう、まとまりがありすぎてそれが逆に従来の野趣的ならしさを奪っているような、でもそのおかげでかつてなくしっかりと音楽(曲)を演奏できているThe Fallを聴けてうれしいような悲しいような、そんな好悪の感情入れ混じる現在のバンドの姿を、ずっと『いつか崩れないかな?』『それともこのまま上り詰めるところまで上り詰める方がおもしろいのかな?』と、将来への期待と不安をはらんだ優柔不断な態度で聴き続けてきた。

おそらくMES氏がここまでミュージシャン贔屓になり、素人的な演奏を毛嫌いするようになった原点には、2007年の『Reformation Post TLC』及びその直前のアメリカツアーでの、アメリカのバンドDarker Than Blackのメンバーを起用したことによる、「アメリカのプロミュージシャンすげー!!」という素直な驚きがあるのだろうし、そこには”Post TLC”こと、アメリカツアー中にMES氏を置き去りにして国に帰った元メンバー達と、彼らの体現するイギリスのミュージシャン希望の「楽器やってます的な若者」への否定的な想いもあるのだろう。しかしそれが演奏の洗練とMES氏の肉体的な老化により、一種の、”うだつの上がらないポストパンクバンドの復活作”的スカムさを感じさせるところまでキていたのが前作、『Sub-Lingual Tablet』の危うい部分だった。

しかしその危うさを本人達も自覚したのか、その1年後にリリースされたEP、『Wise Ol’ Man』ではバンドはまるで先祖帰りするかのように、「破壊」の方向にギアを入れる。

振り返ってみると2007年から続いたバンドの”堅実”ラインナップのキャリアは、常に一つの方向性が煮詰まれば次の作品で一度それの解体に挑戦し、ある程度紐がほぐれたらまた同じ結び方で結び直すような、正しい結び方を見つけるための同じ挑戦の繰り返しだったのかもしれない。そして『Sub-Lingual Tablet』でその繰り返しが自己模倣の香りを放ち始めたところでリリースされたEP『Wise Ol’ Man』は、確かに前作で到達してしまった一種の腐敗臭から離れたいというバンドの意思を感じさせつつも、しかしほぐしたところでもともと一本の紐だったもののは、いくらほぐしてももとの紐の長さ以上のものにはならないという、”堅実”ラインナップの化学反応の限界と、「あ、これ次のアルバムでまた『Sub-Lingual Tablet』みたいなことするな。」という、解体されたものがすでにその段階でそこから生まれる次作を予感させているような、どこかその場しのぎ、予定調和的な色合いを感じさせる作品だった。
おそらくElena Poulouの脱退がなければ、『New Facts Emerge』はそんな、『Wise Ol’ Man』の前編にみなぎっている、「『Sub-Lingual Tablet』っぽくない『Sub-Lingual Tablet』」をただただ体現しただけの作品になっていたものと思われる。
しかし、では『New Facts Emerge』がそんなここ数年のThe Fallのマンネリ感、自己模倣感を根本から打破する、これまでにない全く新しいタイプの作品なのかというと、これがそういうわけでもない。このアルバムは一聴しただけでElena Poulouの脱退がバンドから持って行ったものの大きさがわかるし、そこから新しいものが生まれようとしているのもわかるが、まだ完全に産声を上げる状態にはなっていなくて、ただぽっかりと空いた重要メンバーの喪失という穴から、その中で途方にくれつつも一方でその状態を楽しんでもいるような、バンドとMES氏の姿が垣間見える、そんな「ショック状態のバンドのドキュメント」とでも言うべき作品で、純粋なアルバムとしての完成度は、『Ersatz GB』より高くない。
そもそもElena Poulouが脱退したとはいえ、残りのPeter Greenway (Gu)、David Spurr (Ba)、Keiron Melling (Dr)のメンバーはこれまでと全く同じだし、MES氏の曲に対する趣向もこれまでと一切変わっていないのだから、単純に、これまでのメンツで作られたであろう新譜から、編集で1の音を削った4の音がコレ、と言われれば、まさにそれとしか言いようが無いくらい、前作までの過程を、多少蛇行しながらもある地点に向かって深化を続ける過程として聴くなら、このアルバムには残酷なまでにマイナスと後退の要素しか見られない。

おそらくアイデアとしては去年のうちにできあがっていたのであろう、「Fol de Rol」や「Brillo de Facto」といった、これまでの既定路線を強く意識させる曲は、そのサウンドからキーボードが抜けているという点以外は全くこれまで通りと言って良い曲で、そこにはこのアルバムを前作以上のものにしようとしつつも、メンバーの脱退というアクシデントとして「ここまでしかできなかった」バンドの能力的な天井のようなものが感じられる。キーボードがなくなったことにより、サウンドとしては贅肉が削がれた印象がし、若干引き締まり、若返ったように見える演奏でもあることは確かなのだが、それはどこかそう意識して作られた音を聴いているというよりは、メンバーの喪失という現実が音に受動的に反映されているような、少し後ろ向きな雰囲気が感じられる。もっともこれはMES氏のボーカル以外の話で、今作におけるMES氏のボーカルワークについてはまた後ろの方で書こうと思う。
少なくとも、メンバーが一人減って、楽器が一つ減ったから、この楽器の組み合わせでしかできない新しい音楽を作ろう、みたいな気概はどこにも感じられない。バンドは去年まで5人でできていたことを4人ですることに必死である。

しかしその中で、唯一希望に感じられるのが、これまでバンドをまとめあげる裏バンマス的存在だったElena嬢が消え、その役割がMES氏に統合されたことで、より一層MES氏の色を感じる楽曲が増えた、ということである。それは一方で過剰なまでのテキトーさだったり、完成にこだわっているのかこだわっていないのか理解できないようなラフさだったりもするのだが、例えば「Couples vs Jobless Mid 30s」や「Nine Out of Ten」という曲は前作までの”堅実”ラインナップには見られなかった、『やりすぎ』の曲である。そして、「O! ZZTRRK Man」や「Gibbus Gibson」のような曲にはどこか90年代よりも昔の、古いThe Fallの薫りすら感じられる。「Gibbus Gibson」の後半のキーボードのチープな響きに、80年代のベガバン時代を思い出すファンもいることだろう。だからもしかするとこのアルバムは、作られた原因こそ、15年以上にわたる功労者のElena Poulouの脱退という非常にネガティヴなものだが、当のMES氏本人にとっては、俺のバンドをやかましく言ってくるやつが一人減って万々歳、くらいの、案外軽い気持ちで作られたアルバムかもしれない。そう考えるとアルバムの妙な仕上がり−前作までを完全に振り切るわけでもなければ、前作の路線を素直につきつめようという続編感もなく、放棄されたところは放棄されたまま、新しくMES氏のミュージシャンシップが強くにじむところは強くにじんだまま−にも納得がいく。つまりMES氏は最初からこの作品でThe Fallが終わる、というような気概で作品の制作に望んでいないし、また、この作品はこのアルバムがThe Fallが何かの段階や目標に達したと、バンド側からのアナウンスと意図して作られたものではない、ということなのかもしれない。そう思えば、また、そのような軽いスタンスでアルバムを出す、ということも、”堅実”ラインナップになってからの、いや、もしかしたらThe Fallの歴史全体を考えてみても、ここまで「とりあえず…」なスタンスで出された作品は、これが初めてかもしれない。レーベルはCherry Redで安定し、結成当初からの固定ファンはMES氏本人が吐き気を催すくらい多くいるし、しかも加入時から意識高くバンドを引っ張ってきた口うるさい妻はもういないのである。そこには一種の空虚さも感じられるが、このアルバムがどこかかつてのMark E Smith & Ed Blaneyといったソロワークに近いパーソナルさを感じさせるのも、そんなMES氏本人の「気の抜け」具合が大きく影響しているからかもしれない。

だがその分、このアルバムは失ったものも多い。特にこれまで育て上げてきた”堅実”ラインナップの演奏と、MES氏の変わらない、そして管理されることのなくなったB級以下の音楽センスは、水と油のように、どこか根本的な部分で交わらない。それは音像的には一種のスカムさとなり、前作まで進行していた、バンドの”発酵”をより加速させている。MES氏が今作である種の自己模倣のような、先祖帰り的な要素を楽曲に盛り込んでいるのも、素直に危険信号だと受け取りたい。過去The Fallのアルバムで、ここまでテンションの落ち込んだ作品は珍しい。このアルバムに褒められる点は非常に少ない。僕にとってはMES氏、The Fallの老化を肌でしっかりと感じた最初の作品となった。このアルバムは聴かなくて良い。MES氏の、The Fallの復活を望みたい。

 

 

 

※このレビューは8/5にはできていましたが、いや、やっぱりもう1回聴いてみよう、もう1回聴いたらちゃんといいところが見つかるはずだ・・とずるずる聞き返していくうちに2ヶ月がたち、結局いいところも見つかりませんでした。よって推敲せずそのまま文章を投げ、供養とさせていただきます。(10月5日)

【レーベル紹介】ULTRA VAGUE Recordings

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Ultra Vague Recordingsの音楽を初めて聴いたのは数年前、Bandcampでいつものように音楽を探している時に、同レーベルのコンピレーションであるUvarious ArtistsシリーズのVOL.4を聴いた時のことだったと思う。その時は「Name Your Priceのアルバムだ、いろいろ聴けて便利だな、うれしいなあ・・」という感じの、当たり障りのない印象だったが、収録アーティストの一つであるAl Coholicの2枚のアルバム-妙にチープな90年代風のテクノで、そのB級なストレートさにもかなりグッときた-にどハマりして以来、自分の中ではずっと応援していて、Jimmy Spoonのすばらしいミニアルバムなどが出るたびに、なんでこんな素晴らしい音楽が話題にならないのだろうとやきもきした。Ultra Vague Recordingsはウクライナ出身のFudo Kazukiという人物が運営しているレーベルで、ちょうどこのレーベルと出会った頃はロシアとウクライナが政治的になんだかややこしいことになっていて、この人ウクライナに住んでて音楽なんかやってる暇あるのかな?と全く関係ない国の話なのにモヤモヤ不安に思ったりもした。そしてその思いは数年経った今でも変わらず(Fudo氏はここ数年の間にアメリカに移住したらしく、彼個人に対する「戦争に巻き込まれるんじゃないかな・・・」的な勝手な心配はしなくて済むようになったが)Ultra Vague Recordingsの知名度もUvarious Artistsが5、6と枚数を重ねた今もイマイチ変わらず、それでもなんだかんだでFudo Kazuki氏はTwitterやFacebookでUltra Vagueのことを日本語でつぶやくとすぐエゴサで見つけていいね!や❤️を押してくれるので、なんだかいい加減150文字以上の文章をこのレーベルについて書かないといけないような気がしてきたので、ちょうど先日(5/12)Uvarious Artists VOL.6』がリリースされた今、そんな文章を書いていきたいと思います。

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Ultra Vague Recordings2014年のこのインタビューによると、2008年に当時トリップポップバンドMAMANETのマネージャーをしていたFudo氏によって創設されたレーベル。これまでに80枚近い音源をリリースしていて、ジャンルとしてはエレクトロニカやトリップポップ系のミュージシャンの作品が多め。作品はすべてFudo Kazuki氏のセンスで選ばれていて、その為レーベル全体に音楽的な統一感があり、逆に言うとそのなんだか良い雰囲気以上のものはないので、インディーズのこれ系の音楽に「革新性のあるやつ!!!」とかを求めがちな、歴史の証人になりたい系の人にはあまり人気がないのかもしれない。僕は普段トリップポップ的な音楽を聴くことがなく、ポーティスヘッドとかも「ぱっぱと歌って次の曲いけ!!」とか思ってしまうダメリスナーなので、なんでそんな自分がこのレーベルのSorrow Leads To Salvationみたいなもろエレクトロニカ・ミーツ・トリップポップな音楽を平然と聴けるのか疑問だが、どこかアコースティックギター片手に歌うケルト民謡的なものの弦楽器の代わりに打ち込みのビートが鳴っているような素朴さがあるのが魅力になっているのではないかと思う。なんとなくウクライナって一年中ずっとこんな感じなんだろうなーと思って聴くと音楽が望郷の歌みたいに聞こえて結構沁みるのです。

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といいつつ僕もまだこのレーベルのアーティストを全部聴けているわけではなく、むしろ聴いているのはごくわずかで、そのごくわずかなミュージシャンがめちゃくちゃ音的にハマってるから、このレーベルを応援し続けようと思っている、といった感じ。実はこのレーベルはCDやレコード、カセットといったフィジカルなリリースは一切していなくて(多分)、すべてダウンロード販売オンリー(きっと)。去年くらいにオフィシャルのHPをリニューアルしてBandcampも0から作り直し(?)てからはきちんとアルバムに8ドルとか7ドルとかお金を取るように方針が変更されたのですが、それ以前はどうしてこんなにちゃんと作ったものをNYPで売るのか?と思うものばかりで、ただただ不安でビタ銭ではありますが、お金を払って音源をダウンロードし続けていました。

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レーベルのアーティストをあまり聴き進んでいない理由の一つに、雰囲気がどれも一緒だからあんまり一個ずつ聴こうとは思わないというのもあるのですが、一個一個聴いてみたら個性的というかこれが東欧的ということなのか、かなりアクの強い音楽もあって、そのアクの強さからなかなか抜け出せないということもあります。僕が最初にハマったAl Coholicなんかはリリース当時10代の少年だったようなのですが、遊びで作ってるんだろうけどここまで楽しい音楽ならいいよなという気持ち良いテクノ。まさにカタカナで3文字「テクノ」と言いたくなるようなドラムンベースな音で(じゃあテクノじゃないだろ・・)、僕のiTunesではRoni Sizeの某アルバムよりも再生回数が多いアーティストです。ただ現在はAl Coholicでの活動をやめ、Shanti Peopleというなにかと仏教っぽい音楽グループで活動中。

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歌ものの充実もこのレーベルの良いところです。完全にFudo氏の趣味だと思うのですが、KAYEとかJimmy Spoonのような、深く静かに響くようなボーカルのアーティストが男女問わず多く在籍しています。特に僕が好きなのはJimmy Spoonで、この「Water Hurts」なんて曲はDepeche Modeの数千倍深みと安らぎがあるようで、これもめちゃくちゃ聴いてる曲です。ULTRA VAGUEにしろFudo Kazuki氏にしろ、VK.comとかちゃんとロシア系というかそっちの言語のSNSを覗くときちんと人気があって安心するのですが、このJimmy Spoon氏にいたってはツィッターのフォロワーが2人しかいなくて、見つけた時はフォローしていいかかなり悩みました。(結局フォローしたけど全然ツィートが更新されないのでフォローを外しました。)

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とにかくULTRA VAGUE Recordings、いいです。あんまり話題にならなそうなB級っぽい音源もノリで出してるようなところとか、煮え切らない感じ、東欧とかあのへんのインディーのシーンにありがちな「田舎オルタナ」「田舎テクノ」みたいな日本のそれ系のバンドよりも下手すると素朴~!ってなるようなバンドの音源も出していて、そういう懐の豊かさも良いと思います。中でも一番いいなと思うのはFudo Kazuki氏の好みというかそういうのが(最近はなんかズブズブ仏教系にいってる感じですが、母国がロシアとあれだったりしていろいろ抱えていらっしゃるのでしょう。)ブレずに一貫しているところ。あとちゃんと出すべきところでは雰囲気出してるというか、きちんとポリシーもってやってる感じがするのも良いです。日本でどれだけの人がこのレーベルのことを知っているのかわかりませんが、もう少し多くの人が知ってもバチは当たらないと思います。Ultra Vague Recordingsはなぜか日本語のツィッターがあったりアメブロやってたりそういうところもおもしろいです。ぜひいろいろ聴いてみてください。まずは先日発売された『Uvarious Artists VOL.6』が一番の入門編になると思います。NYP、Fudo Kazuki氏による日本語タイトルの「引きこもり」という曲も入っています。オススメです。

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Start At Zero (from Slovenia) Japan Tour 2017@京都GATTACA 2017/4/29(日)

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行きました。出演は

Hi-Gi (横浜)
Start At Zero (Slovenia)
nim
Lilac
Garden Of Chicken Cokes
MY HODLER

の6バンド。

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スロベニア出身のポップパンクバンドStart At Zeroのジャパンツアーと、横浜のロックバンドHi-Giのリリースパーティーをドッキングさせた企画で、ポップパンクのライブというだけあって来ている人はかなり若め!やっぱりジャンルによって客層って変わるんだなと驚きました。

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この日は友達が東華彩館のエレベーターに乗ってみたい(日本最古らしい。乗りました)と言っていたのを思い出し、誘って一緒に京都をぶらぶらしたあとライブへ。6時会場の6時半スタートだったのですが近所の王将で中華を東華彩館のと食べ比べたりと、だらだらしてるうちに7時に。最初のバンドは終わっており、またも1バンド目を聴き逃してしまいました。(結局どのバンドだったかは不明)
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2バンド目はGarden of chicken cokes。いろいろな”やりたい”を全部愚直にやってる感じのバンドで、実際年齢もかなり若そうなバンドでしたが、この日観たバンドの中では一番若々しさを感じました。コレ!っていう曲以外はあんまり練習してなそうな感じも正直ですごくよかった(笑)。

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3組目はLilac地元京都のバンドで、この日観た日本のバンドの中では一番グッときたバンド。ボーカルの人はスキンヘッドにした方がなんかストレートエッジっぽい歌詞の世界観がより一層際立つんじゃないかとか、全体的に雰囲気がLONEに似てるとか関係のないことばかり考えていましたが、このバンドはメロディックパンクとかエモとかそういう感じのバンドで、聴いている限りそこからブレている音ではないはずなのに、なぜかどの曲も自然とふわ〜っとギターソロに誘導されていって、そこでこの人絶対インペリテリとかイングヴェイとかすきなんじゃないかなーというピロピロが聴けるという、なんだかすごく不思議な音楽でした。ギターの人は絶対ドラゴンフォースとかすきそうです。ドラムの人もドラマーとしてこの上なく正しい体型で、音もドカドカ鳴っていてよかったです。
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(写真1: 気持ちよさそうなピロピロ)

(写真2: 曲を大事にした、感情込めます一辺倒な歌い方じゃないのもよかった。帰りがけに物販覗いたら誰もいなくて音源を買えなかったという。)

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そして4組目はStart At Zero

 

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正直ツィッターでこのバンドの来日を知るまで、スロベニア(いまだにスロバキアと書きそうになる)がどこにあるかも知らなかったし、パンクバンドがたくさんいることも知りませんでした。しかしスロベニア、かなりのポップパンクの宝庫で、今回来日したStart At Zero以外にも良質なバンドが数多くいます。
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↑これはStart At Zeroですが、他にも↓

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とにかく紹介しきれないくらい良いバンドが多いです!特徴としては底ぬけのエバーグリーン感でしょうか?カリフォルニアのバンドのパームツリーがあって日差しは強いけどあとは基本アスファルトでーすみたいな明るさとも、イギリスのバンドのわずかな天気の日に全力出してるような明るさとも違う、草木の匂いがいつもしてるような健康的な明るさを感じます。そしてStart At Zeroのステージ。

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ツアーでイギリスを廻ったり精力的に活動しているだけあってその演奏は圧巻の一言。またバンドの写真を撮ろうとすると必ず写り込んでしまう(笑)、ファンの人たちの盛り上げも最高で、なんだか本当に盛り上がったなというライブでした。後半はベースの人がマイクを持ちBad ReligionのDo What You Wantも披露。まだ2枚しか出ていない音源の、おそらく大部分の曲を演奏してくれたと思います。これから先日本にスロベニアのポップパンクバンドがくることがあれば全部行こう、そんなふうに思わせてくれるライブでした。

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そしてもう1組の主役であるHi-Giのライブ。これもよかったです。

そしてHi-Giが終わった時点で全部終わったと思った僕たちはそのまま帰宅。帰り「Start At Zero」が4番手ならあと1バンド残ってるよな、と思いましたが、また多分何かあれば観れると思い、良いものを見逃したと期待することにしました。

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P.S. 物販もいろいろ買いました。

【音源紹介】Uproot Reboot / Cloudgayzer

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ノースカロライナ州アシュヴィルのクイーアコアバンド、CloudgayzerのEP。バンドは以前にデモ(下の画像)もbandcampで公開していたが、そちらは現在DLできない模様。クイーアコアというのは80年代のパンク/ハードコアシーンで始まったLGBTのムーブメントで、これまで名前も聞いたことがなかったが、Pansy DivisionLimp Wristといったバンドが有名らしい。これまでハードコアというのはオラオラ系のストレートエッジみたいな、ゲイ殺すホモ殺すみたいなスタイルのバンドしか存在しないと思っていたので、こういうバンドのいるシーンもあったのか、そして今もこういうバンドが活動しているのかとすごく勉強になった。バンドはデモ音源から大きく成長を遂げており、アメハーの音といえばそれまでだが、おそらくトランスジェンダーの人と思われるツインボーカルのがなり声が聴かせる。アシュヴィルは去年見つけた冬Kay_LF冬の出身地でもあり、偶然の奇妙さを感じた。
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DEADLYSINS presents VOMIT REMNANTS -Final Groove Brutality Tour 2017@心斎橋 火影 HOKAGE 2017/4/23(日)

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行きました。出演は

Vomit Remnants
7 H. Target (ロシア)
Ecchymosis (タイ)
Imbrued Blemishment (タイ)
DEADLYSINS
Blunt Force Trauma
World End Man

の7バンド。

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東京大阪それぞれ1公演ずつのVomit Remnantsの解散ファイナルツアーで、21日にはラストアルバム『Hyper Groove Brutality』も発売されました。
会場は心斎橋の火影という、ステージと客席の間がフラットなことで知られているライブハウスで、主催は2012年から大阪で音塊というブルータルデスメタルのイベントを連続して開催しているバンドDEADLY SINS。(ただこのイベントについては今後の開催についての情報がtwitterHP、Facebookなどでバラバラで、もう終わったのか、また次があるのかどうかは不明です。)
僕はまだこのジャンルを聴いて日が浅いので(言い訳)、Vomit Remnantsも聴いたことがなく、どちらかというと帯同して来日する7 H. Targetを観るつもりで行きました。

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しかし12時ぐらいにはすでに千日前をぶらぶらしていたものの、30分あれば間に合うか、と思ってふらっと寄ったレコード屋さんで店主さんに丁寧に接客していただき、探していたジャンルのカセットを棚から全部出していろいろ試聴させてもらったり、話を聞かせてもらったりしているうちに時刻はゆうに開場の5時を超えて6時10分前・・(アホ)。試聴させてもらった音源がどれもよくて結局なんだかんだいろいろ買ってしまった結果、物販の為に残していたお金をほぼ失い、持っているのはバンドを聴く気持ちだけ!という素晴らしい状態で火影に向かうことになりました。(このレコード屋さんには今後通います。)
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会場は1組目のバンドが終わってセットチェンジしている最中。前のバンドのメンバーの方とおぼしき人影もなかったので、この後6組目のバンドが始まるまで自分が何を見逃したのかわからない状態が続きました。
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そして入ってすぐに始まったのは主催のDEADLY SINS。いろいろ慌てていてこのバンドだけ写真がないのですが、さすが地元のバンドというだけあってフロアの反応も手堅く、サクッと場を盛り上げていました。3組目はタイから来た若手バンドImbrued Blemishment
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まだ音源はデモしか出していないのですが、ライブは本当に圧巻で、DeathのTシャツを来たギターの人(リーダー?)を始め、メンバーが全員楽しそうに手慣れた様子で、しかし異様なまでのオラオラ感で曲を畳みかけてくる感じに激烈にカンドーしました。最後はDEADLYSINSでも起きたモッシュも始まって、なんだかんだでフロアがかなり盛り上がっていたと思います。

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次は大阪のWORLD END MAN。このライブ前にリリースされた音源の内容がとてもよく、これも見逃してないことがわかってほっとしたバンドだったのですが、にもかかわらず物販に行き、なけなしのお金でとりあえず絶対買っておこうと思ったタイ2バンドの音源を買ったり、椅子に座ってゆっくりビールを飲んでいるうちにぞろぞろと人が降りてきて(火影はライブスペースがB1、バースペースがB2で、物販も全部B2に置いてる、という感じでした)、「あっ・・・」となったという。
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5組目はロシアの7 H. Target。本当にこのバンドを観る為に来たといっても過言ではなかったので、バンドがセットチェンジにぞろぞろ階段を上がっていくのを見たときには見逃していなかったことに心底ホッとしました。

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7 H. Targetは音源を聴く限りずっと4人くらいの編成だと思っていたので、ボーカルの人がベースをベロベロ弾きながらゲロゲロ歌い始めたときにはロシア人はやっぱり頭がおかしいと本気でカンドーしてしまいました。MCは結構フレンドリーな感じで、1曲ずつどのアルバムのどの曲か紹介して演奏に入っていく感じでした。映画『鉄男』を題材にした新作からの曲をやるときに「日本の映画の・・鉄男って知ってる?」みたいなMCをしたものの観客の反応が絶無に近く、その時は「あ、見てないんだ・・見た方がいいよ!!」みたいなことを言って少し悲しそうな顔をしていました。ライブの後半では謎のタイ人フレンズがゲスト参加。この人はEcchymosisのメンバーでもImbrued Blemishmentのメンバーでもない、物販のBrutal Mindのところに座っていた人で誰なのか最後までわかりませんでした。お金持ちというか正恩的なオーラを終始漂わせている方で、タイのブルデス界の大物なのかもしれません。

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6組目はこれもタイ勢のEcchymosisアルバムもリリースしているのですが、事前に聴けたのはImbrued Blemishment同様デモだけで、観るまでどうなのかわからなかったバンド。

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しかしこのバンドも圧巻!!トリオ編成なのですが、上の画像左のリーダーとおぼしき、ラーメン屋で店長をしてそうな方の奏でるゴリゴリのベースと、痩せたジャイアンみたいなルックスでヴォエーヴォエーとがなりまくるボーカル、そして音源以上にずっとずっしりと脳の内側に響いてくる異様な高速ドラムがビョーキだけど超パワー系みたいな一番近寄りたくないタイプの世界観を作り出しており、タイのバンドってどうしてこうもみんな(自主規制)なんだろう、と首を傾げずにはおれませんでした。

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そしてこの時点で7組中6組のライブが終わり、聴き逃した1組目のバンドがBlunt Force Traumaだったことが判明。
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Blunt Force Traumaもこのアルバムが何気に気になってて、買おう聴こうと思っていたバンドだったのですが、結局ライブすら見れませんでした。

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そしていよいよ始まった7組目、トリのVomit Remnants

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フロアは満員、曲が始まるたびモッシュ、ダイブ、モッシュ、サークルモッシュ、モッシュ、ダイブの連続で、ライブ中1枚も写真を撮ることができませんでした(画像はセットチェンジ時に工事のように組み立てられていくドラム)。安全圏と思えるくらいステージからは距離をとっていたはずなのに、猛烈なモッシュになすすべもなく巻き込まれボロボロになり、ブルデスのライブの頭のおかしさを肌で学びました(内出血)。タイのバンド勢のスタッフっぽい人たち・メンバーも所狭しと暴れまくっており、まるで映画『300』を観ているようでした。そして23時頃2曲のアンコールを終え全てのライブが終了。

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今回Vomit Remnantsを一切聴いていなかった、7 H. Target目当てだったということもあって、Vomit Remnantsはただただ、「こんなバンドが日本にいたのか!!」という衝撃と、「こんなバンドがこのライブで解散するのか!!」という衝撃に交互にもみ洗いされているうちに終わったという感じで、まともな感想は一切書けません。7 H. Targetも生で観ると思ってたのとは結構違って、なんだかんだでこの日観たライブの中ではタイのバンド、特にImbrued Blemishmentが印象に残りました。メジャーとかアングラとか、そういう構図に甘えず、きちんと自分たちのやりたい音楽が見えていて、国の環境に依るのかもしれませんが、日本初来日の若手バンドがこれくらいなら、タイの他のバンドはどんなにすごいんだろうと夢を見せてくれるようなそんなバンドでした。好みどストレートといえばそれまでなのですが、めちゃくちゃ熱いのに音は漆黒の闇というギャップもとても不思議で、そういう部分もすごく好きになりました。まだブルータルデスメタルを聴いて日が浅い(本文二度目の言い訳)ので、こういうスタイルのブルデスを確立した有名なバンドもあるんでしょうけど(誰かがこれをしらなきゃダメとかしたり顔で言ってそーキモ〜)、とはいえどこか東南アジアのポップスにあるような間延びした雰囲気もあって、本当いい音楽を聴けたなというライブだった気がします。ドラムはEcchymosisが一番印象に残りました。

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あとライブのノリの様式として、スラムダンスとかサークルモッシュは「観たことあるやつだ!」とピンときたのですが、ブラストビートに合わせて手を掲げてブルブル震わせるやつとか、観たことないやつもあって、そういう文化もまだまだ勉強しないとダメだなと反省しました。これからしばらくタイのブルデスとかを漁りつつ、そういうのも勉強していこうかと思います。

【音源紹介】u t o p i a 宿 / 窓 7 7 7

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オーストラリアのvaporwaveレーベル、Sunset Gridからリリースされた窓777の5枚目となるアルバム。数多のvaporwaveレーベル同様、怒涛の勢いでリリースを続けているSunset Grid(このアルバムで127作目)だが、このアルバムはジャケットとタイトルの示す通りの、雨の日に旅先のホテルの窓から見るひっそりとした見知らぬ街の風景のような、そんな静かな時間が滔々と流れる好盤で、タグにつけられたloungewaveという言葉がアルバムの内容を良く言い表している。曲の末尾に10秒以上の無音時間が含まれている曲がいくつかあり、それが少し玉に瑕。

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【音源紹介】Die Already / Short Temper!

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カリフォルニアの4人組ハードコアバンドShort Temper!の2枚目となる音源。facebookを見る限りメンバーはかなり若そうだが、音は超正統、超純粋のアメハーな音。今の時代にそぐうかそぐわないかは別として、音は文句無しにカッコいいのだが(ボーカルはやや難あり)、音楽性はこのままに、もっとファッションとか見た目とかバンド名とかジャケットのアートワークとかに個性というか、今時のカッコ良さが備わればもっとウケるのにな、と惜しさを感じた。ファッションとか見た目とかバンド名とかジャケットのアートワークとかのダサさ以外は全てが備わっているバンド。

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DJドラびでお “新システムお披露目ツアー2017” @梅田NOON+CAFE 17/1/29 (日)

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これは今年に入ってから行ったライブ。1/29、梅田NOON+CAFEでのDJドラびでお新システムお披露目ツアー2017です。そもそもこのライブは当日まであるのを知らなくて、河原町のドトールでケータイをいじくってた時にtwitterでドラびでおさんの告知ツィートを見つけ、急遽梅田まで向かった次第。茶屋町の高架下というどう考えてもオシャレっぽい場所柄に最後まで行くことを躊躇していた(気持ち悪い身なりなので)のですが、ドラびでお関連のライブはもう何年も前から見逃してきたので、いい加減スルーするわけにもいくまいと思い入りづらさ満点の会場に入場。

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この日は何人かのDJとバンドにまぎれて(?)DJドラびでおも出演するという形で、入った時にはaapsという岡山のバンドが演奏を始めていました。本当に一瞬しか見れませんでしたが、爽やかで今風なガールズポップでとてもいい感じの演奏。あとでネットを見ると少しだけ機材トラブル的なものがあったようですが、僕が来た時にはもうそんな様子はありませんでした。続いて登場したのはYULLIPPEという女性一人のテクノユニット。一見無印大好きな喫茶店巡り趣味ガールみたいなファッションだったのですが、その格好(若そうでした)でそんなバキバキの音選ぶか?というような硬派なビートの曲が続き、曲自体は少し単調に感じたものの、ずっと聴いていられる脳がジュンジュンしてくる音でした。最後のボーカル曲もよかった。

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その次はDJの方が登場。この方はタイムテーブルを確認してなかったので名前がわかりませんでした。Bjorkから始まってハカイダーの歌やバングラなど中東系のサブカルっぽい音をかけていました。ほとんど何の曲かわからなかったのですが、ちょうどライとかそういう中東系の歌モノをiphoneに入れて聴いていたので、こういう音楽もちゃんとこういう場所でかけたらカッコいいんだなーとか思いながら聴いていました。
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そしていよいよDJドラびでおが登場。おもしろいという噂は聞いていたので、これまでジンセーで見てきたライブで一番くらい期待で胸を膨らませながら見たのですが、その期待をも凌駕する圧倒的おもしろさ!!!!この世の中にはあまり人に知られていなくても本当に突き抜けるくらい面白いものがあり、それはけして悟り系ヒーリングミュージシャンや土器作りおじさんの言う”おぎょうぎよくロハス”みたいなことではないということがわかる衝撃のライブでした。爆笑に次ぐ爆笑で後半お腹が爆発しそうでしたが、本当に今日来てよかったと思うライブでした。そしてその満足感とともに流れるように直帰。本当は動画とかも撮ったのですが、ネタバレになるのもあれなので、内緒にしとこうと思います。ビビッときた瞬間に行動してよかったと思う1日でした。(チケ代の安さにも相当救われた模様)
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RNR TOURS presents “Shoot The Girl First x A Scent Like Wolves Japan Tour 2016” @心斎橋AtlantiQs 16/11/26 (土)

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今更書いてどうするんだという感じの去年観たライブのレポートパート2、昨年11月に行われたRNR TOURS主催のフランスのポストハードコア・エレクトロコアバンドShoot The Girl FirstとアメリカのメタルメタルコアバンドA Scent Like Wolvesの来日ツアーのレポートです。
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この日のライブは上記2バンドのほかにSailing Before The Wind、UNIONS、VISION OF FATIMA、TIGER、SOUND LIMITS、宗教法人マラヤが出演、バンドの出演順はあまり覚えていないので、とりあえず頭の中にある順番で感想を書いていこうと思います。なおこの日場内は出演する宗教法人マラヤが初の大阪遠征(東京の人だったらしい)ということで、多くのマラヤファンの方たちも詰め掛けており、アイドルファンとハードコアファン同士が集まるかなりカオティックな空間でした。
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1バンド目はSOUND LIMITS(当日のものと思われる映像があったので貼っときます)。大阪出身のスクリーモバンドで、まだかなり若い印象のバンドでしたが、ボーカルが所狭しとステージを動き回っていて、これからやるぞーという感じが出ていてよかったです。2つ目のVISION OF FATIMAはメタルコア?デスコア?な音楽性で演奏のテンションが常にMAX、少し一辺倒な感じはしましたが、この日観たバンドの中で真っ先に好きになりました。音源を買わなかったことを後悔しています。
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次に登場したのはUNIONSというバンドで、曲の割にMCが長めという落語のようなライブ。ここで一旦外の空気を吸いに行こうと思ったのですが、続けて登場したSailing Before The Windがよかった。東京出身のメタルコアバンドで、この日観た日本のバンドの中では一番ライブ全体のバランス感というか安定感(良い意味)があって、盛り上げもうまく、マラヤファンの人たちも一番楽しんでいたように思います。ちょっとだけ見るつもりが結局全部見てしまいました。そしてその次に満を持してスペシャルゲストの宗教法人マラヤが登場。この人たちはとにかく「GET UP! 解脱」という曲がキラーチューンすぎ、それだけみたい!と思っていたのですが(人生初アイドルライブ)、そうか、これがアイドルのライブか、という感じで、完全に自分たちの空間を作り上げており、一見のにわかファンに入り込める雰囲気ではありませんでした。フロアが熱狂するマラヤファンと棒立ちで様子を眺めるハードコアファン(たぶん人生初アイドル)に完全に二分されていたのがおもしろかったです。

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宗教法人マラヤはtwitterのプロフィールで自分たちのことをバンドと言っており、メンバー欄にも木魚とシンキングボウルがそれぞれ担当楽器として書いてあるのですが、実際にステージでも木魚とシンキングボウルを演奏していて、その光景に「ほんとうにバンドなんだなぁ・・」とカンドーしました。たくさんの人がペンライトを振っている光景も生まれて初めて観て、海外バンドのスタッフ、メンバーの方も興味深そうにステージを覗いていたのが印象的でした。そしてステージが終わるとマラヤはチェキ会のために会場外に移動。マラヤのファンの方達もチェキ会に並ぶため一斉に会場外に移動したため、結果それまでの熱気が嘘のように会場から人が減ったところで来日1組目、A Scent Like Wolvesがスタート。

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正直あまりいい順番ではないなと思ったのですが、バンドは1stアルバムの曲を中心に7曲ほど演奏。本場のメタルコアの良さみたいなものが詰まったオラオラ感のある演奏で、観客の少なさこそ少し寂しかった(友達とか連れてこれなかった申し訳なさ)ものの、やっぱり海を出てよその国を廻るようなバンドは一味違うなとしみじみ感じる良いステージでした。名曲「Hounted」も聴けて満足。こういう雑味のないモロそのジャンルの良さがにじみ出てるようなバンドはやっぱり好きです。次日本(というか大阪)に来たときはもっと大勢の人に見られてほしいなとつくづく思いました。

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この時点でタイムテーブルは少し押した感じになっており、次のTIGERはあまり見れなかたのですが、かなり正統派なハードコアバンドで、少しオールドスクール風なところ含めかなりいい感じでした。そしてフロアにお客さんがポツポツと戻り、マラヤのファンの人たちも何人か帰ってきていい感じにフロアの熱気が戻ってきたところでトリのShoot The Girl Firstがスタート。

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6人組、しかもトリプルvo編成でさらにキーボードもいるSTGFにはステージは少し狭く、ボーカルの人も天井に手をつけて「日本の建物は小さいね!」みたいなことを言っていましたが、そんな気さくなMCとは裏腹にサウンドは完全にバキバキ、海外バンドのスタッフと思われる人たちもサークルモッシュもはじめて、開始数分(秒?)でこの日一番の盛り上がり。ステージの狭さが嫌になったのかボーカルの人は何度もフロアに降りて歌いまくり、一切ダレることなくあっと言う間にステージ終了。演奏も驚くほどキレキレで、たしかアンコールもあったような気がします。

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そして23時過ぎに全バンドが終了。この時点で終電ギリギリだったので、物販も見ずにそのまま直帰しました。数年前までは普通にこの界隈まで自転車で通える距離に住んでいたことを思うと、なぜその時もっとライブを観に来ていなかったのかと後悔せずにはおれません。

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THE JESUS & MARY CHAIN PSYCHOCANDY 30th Anniversary Japan Tour @umeda AKASO 梅田 16/2/25(木)

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今更去年のライブの感想を書いてどうするんだという感じですが、ネットを探してもあまりレポートらしい文章に出会わないし、月末には19年ぶりのアルバムが出るし、なんだかんだで撮った写真などの供養する場所がないので、そういう意味を含めて昨年2月に梅田で見たジザメリのライブのレポートを書いておきたいと思います。

この公演はもともと2015年の10月くらいを予定していたはずだった(覚えてない)のですが、お兄ちゃんの方の急な体調不良によるバックレで急遽開催が延期になり、去年の2月にずれこんだというライブで、延期の発表が前日くらいの、「飛行機に乗れないので延期しまーす」みたいなノリだったので、2月のライブも前日くらいまであるかな?あるのかな?というテンションだったことを覚えています。さらにすばらしいことに僕はぴあで買ったチケットをその間に無くしてしまっており、当日もう1枚チケットの代金を払わなければいけないという事態に陥っていてテンションはかなり低く、また電話で問合せたところ「現場にいる社員にお金払ってください!」と言われた割に現場に行ったら「社員は入場終わったくらいにきます!」という、結局当日券買った方が早いじゃねーか!!、という状況も重なって、仕方なく死んだ目で当日券待ちの列に並んではいたものの、目の前をメンバーが横切って会場入りするのを見るまではかなり「このまま王将寄って帰ろうかなー」というテンションだったことを覚えています。別にジザメリのメンバーを間近にみたらやっぱオーラ感じて行きたくなった、というわけではなく、「あ、この髪型でこの体型はお兄ちゃんだな、ということはうしろにいるT-1000みたいなのがやっぱり弟か。」というくらいの印象だったのですが、ここまで来たならもう見といた方がいいな、という気持ちが急にこみ上げてきて、かなり泣く泣くな感じで歯を食いしばりながらお金を払い、AKASOのスタッフの人が連携うまくとれずに罵声を飛ばし合うのを横目に会場に入場しました。
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入場してとりあえずドリンクをビールと引き換え、すでにほとんど満員状態の会場の左端にある通路の隅っこに陣取り、外人いるなー、意外に年齢層若いなー、と客層を見渡しながらビールを少し飲んだところでライブがスタート。ここからはもうあまり記憶がないですが、セットリストによるとライブは「April Skies」から始まったようです。ジザメリは高校時代聖書をめくるようにいつもMD(完全死語)に入れて聴いていたので、とりあえず演奏されていく曲をイントロで「うわー知ってる曲だー」と思いながら、サビの前くらいで曲名を思い出すという遊びをしているうちにポンポンと曲は進み、前半はほとんどの時間をそれに費やしていました。僕はこの来日公演の目玉である「サイコキャンディ全曲再演!」のアルバム『サイコキャンディ』にはあまり興味がなく、もっぱら4th以降の楽曲のファンなので、1部2部あるうちの再現でない1部が自分にとってのライブ本編だな、という気持ちでライブに臨んでいたのですが(だから当日券代出すか帰るかで悩んでた)、「Reverence」こそやってくれたものの、1部も1部で2ndとか3rd以前の曲中心で、「Nine Million Rainy Days」にはちょっと「それやるのかー!」とテンションあがったものの、あとはサムキャンデートーキングとか、そういう曲ばかりで生で見れるといううれしさ・喜びを噛み締めつつも、絶妙なそれじゃない感を噛み締めながらの鑑賞になりました。あと「Reverence」はあのアルバムのあの雰囲気の中で聴くと最高だけど、2016年にもなって聴くにはちょっと曲の感じがビッグビートとかそういうファットボーイスリム的なものを感じてださいかなーと正直思いました。そして「もうちょっとやるかな、もうちょっとやるかなー」という期待むなしく7曲ほどで1部は終了。休憩のアナウンスが入って舞台は2部へ。
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15分ほどの休憩が終わって2部がスタート。サイコキャンディは個人的にそこまで言うほどの音楽じゃないというか、レディオヘッドをひたすら推すロキノン、的なロック雑誌が性病みたいにある特定のバンドの音源をリスナーに押し付けてくる文化の発端的なアルバムだと思っているので、正直こういう内容ならExtreme Noise Terrorとかちゃんとクラストコアのしっかりした本当に”ノイズとフィードバック”の入ってる音楽を聴いた方がいいし、もっというなら腕組んで外タレの来日をお祈りしなくても既に日本国内には非常階段とかメルツバウとかこの純・ドサ廻り価格のライブの半分以下の値段で見れる、ドサ廻りでよその国に行くとか言ってそのくせ直前になったらドタキャンかます再結成おじさんバンドの数千倍はカッコいいバンドがたくさんいるわけです。だからそういうのをちゃんと知ろうとしないで「ロキノン様がおすすめくださった音楽だから」とか、「NMEがなんかすごいとかいってるんでー」みたいな「ザイルのメンディーおすすめのTシャツ」みたいな理由でこういう愚にもつかない再結成ドサ廻り巡業おじさんバンドのライブに2枚分の料金払っていく必要なんかないんですよね。とか思ってたら何の因果か僕の立っていた通路側の前の方が先の休憩時間に少し人の移動があり、空きができたのでさりげなくステージの近くに行くことに成功。ここで少しテンションが切り替わり、ま、これだけ前で見れるんなら(結局元の整理番号より前の方にこれた)2枚分の料金でもいいかな、というかジザメリのライブを日本で見れるだけで貴重じゃん!(掌返し)とか思ってると「Just Like Honey」がスタート。僕はサイコキャンディというアルバムは嫌い(3度目)ですが、5曲目の「Cut Dead」だけは闇ビーチボーイズという感じがしてとても好きで、あとはそれを聴くためだけにただ待機、という感じ。2曲目3曲目とさすがドサ廻り巡業で延々同じ曲を演奏してるだけあって特にこれといって「これがおれたちのロックだ!!」的主張もなくロボットのような振り付け的ステージアクションとともに淡々とステージは進行。しかしステージングのこの部分については謎のソロやシスターヴァニラの感じからもいかにもロックバンドじゃなくてポップバンドがやりたいんだ、的に作曲家魂を見せつけてきたお兄ちゃんの、今バンドでギターを弾くならこういうバンドで演奏したい、的なこだわりの部分なのかなと思い、特に不満は残らず、むしろちゃんとした演奏でちゃんと曲の輪郭が分かるライブをジザメリというブランドで観れたことにちょっと感動しながら、ゲストにマイブラのお姉さんとかが出てきたりしているうちにいつの間にか「It’s So Hard」終了、場内のボルテージがふわっと上がり、そのままアンコールなども一切なく終演、という非常にあっさりとしたライブでした。俺たちを見れたことに感謝しな!という兄弟の死んだ目が目に浮かぶようです。
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というわけで2部終了、誰と来たわけでもなかった僕はそのままそそくさとライブハウスを抜け出しそのまま直帰したのですが、某SNSにそのときの印象をまとめたものが残っていたので、ここに少しそれを引用しながら総評的なものを書いておきたいと思います。

まずバンド。今回の来日バンドはFountains Of Wayneのドラマーがサポートとしてドラムに参加するなど、バンド全体を元のジザメリ、というよりは「再結成」「ドサ廻り」「巡業」に特化した、「きちんと曲を聴かせるバンド」にブラッシュアップしており、その手堅い、だけどジザメリのメンバーがやっている以上こちらとしてはジザメリと呼ぶしかない、再結成後10年近くに及ぶ終わらない巡業ツアーによって磨き上げられたポップな演奏には、これまでのジザメリにない、そしてこれがこれからのジザメリになることもないであろう、パブロック的な良さを感じることができました(まるで全曲イアン・ゴムの曲のように聴こえました)。これで元のやる気のないor演奏下手、仲悪いメンバーで再結成したバンドのだるだるな「帰れよ。」みたいな演奏をされたら困りものでしたが、さすがリード兄弟というべきか、もうこれでお金を稼げるうちはこれで稼ごうと決意したのでしょう、そしてそうと決めたらそれは真面目にやるという、そういうストイックというか生活の糧を最優先させている感じはとてもいいと思いました。目立つステージアクションもユーチューブの動画で散々見た、あのマイクスタンドを上げたり下げたりするという意味不明な動作を顔と髪型がどんどんT-1000に近づくジム氏が無表情で延々やるという飾り気のないもので、そのさりげない質素なファンサービスが心に沁みました。

セットリストについてはもともとサイコキャンディ全曲再現ツアーだって言ってたし、これの少し前に出た全曲再現ツアーのライブ盤の曲順がほとんどネタバレなくらいこのセットリストとかぶっていて、それで見る前にある程度覚悟はしていたので、特に言うべきこともこれが見たかった、というのもありません。というか言い出せばきりがなくて、欲を言うなら本当はしょぼい過大評価アルバムのサイコキャンディより先にウルトラ超絶大名盤ハニーズデッドの再現ツアーをやってほしかったし、「All Things Must Pass」や「Something I Can’t Have」「Ghost Of A Smile」といった曲が聴きたかったです。もちろんゲストはおばさんじゃなくてホープ・サンドヴァルでアンコールでサプライズ的にステージ脇から登場して「I gave you all I had〜」と歌い始めて欲しかった。でもそんなの全部無理、そういうのは全部しないと決めた人たちの、そういう人たちのやるライブなんだ、というのは見る前からわかっていたことだったので、本当にもう生で動くジム氏とお兄ちゃんを見れて満足という、ただそれだけのライブだったと思います。何度もツアーでやってる曲の繰り返しに、あの日のあの演奏が最高だった!なんて現象が起きるはずもなく、たぶんアメリカでもこんな感じでずっとライブしてるんだろうなーというのを延々見せられた感じ、でも手を抜かずにちゃんと演奏してくれてたなーという、そんな小さな喜びを抱えて帰るような、そういうタイプのライブだったと思います。それでも満足できたのはやはりこのバンドが好きだったからでしょう。

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と、以上がライブのレポ(思ったより長文となった)になりますが、このライブを見てSNSに感想を箇条書きにしていた時点ではまだ新譜の情報が全くなくて、いや、正確にはもう何年も前から新譜を出すとかスタジオには入ったとかインタビューでジム氏がお茶を濁す展開が続いてはいたのですが、でもこの日のライブを見る限りでは完全にドサ廻り巡業に特化したバンドという印象だったので、もう出ることはないだろうと気にも留めないでいたのですが、この後年末ごろに出るという噂がネットに出始め、そのままサラッとタイトルとジャケット発表、そして流れるようにフリーヒートの「Dead End Kids」が曲名を変え新曲として公開され、今年に入ってからはついに「Always Sad」というタイトルからして何の進歩もひねりもない、でもジザメリらしさの結晶のような完全新曲が公開されたのでした。CDを買わなくなってから2年以上経ちますが、このアルバムだけはわりと真剣に買おうかと悩んでいますし、買う前からもう出る時点で今年これ以上の作品は出ないな、と思っています。僕にとってのチャイニーズデモクラシーです。本当はもう少し撮った写真や動画を載せたかったのですが、さすがに1年も前の写真となるとほとんど消してしまったのか残っておらず、写真は上の2枚しか見つかりませんでした。とりあえず冒頭にも書いたように月末に出るアルバムに期待をこめて、あと、もう一度新譜の来日でまたこのバンドのライブを見れることを願って、このレポートを終わりたいと思います。