The Fall 1/21 CLUB.THE.MAMMOTH. All-dayer, Arts Club, Liverpool

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セットリスト:
Wolf Kidult Man / Cowboy George / new song / Dedication Not Medication / Fall Sound / new song / new song / First One Today / New Facts Emerge / Fol de Rol // Auto-chip 2014-2016%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-05-20-38-43

2017年初ライブ。メンバーはMES氏、Pete Greenway、Dave Spurr、Keiron Mellingの4名。新曲がいくつか披露されています。The Fallは遅いスタートとなったようです。forumなどに音源がアップされています。

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こちらに写真とレビューあり。

不遇のアルバム: Bend SinisterとLevitate

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2017年1月現在31枚のオリジナルアルバムをリリースしているThe Fall。
人気のあるアルバムは何度もリイシューされ、その度違うボーナストラックがついたり、リマスターされ未発表音源のディスクをつけたデラックス版で発売されたりするものもあります。The Fallの31枚のアルバムのうち、2002年以前にリリースされた23枚のアルバムは現在そのほとんどがリイシューされ再発されており、それ以降に発売されたアルバムも2008年の『Imperial Wax Solvent』を除きほとんどが容易に入手可能なので、The Fallのオリジナルアルバムを全部集めようと思った場合、その障害はほとんどないと言っていい状況です。

しかしそんなアルバム群の中でも、リリースされて20年近く経つのにいまだにリイシューされていないアルバムが2枚だけあります。
それが『Bend Sinister』(1986)と『Levitate』(1997)です。

『Levitate』はArtful Recordsという今は亡き(?)インディーズレーベルからのリイシューなので、再発が難しいのもわかる気がするのですが、同じレーベルからリリースされた『Marshall Suite』(1999)は2011年にCherry Redから3枚組のボリュームでリイシューされています。『Bend Sinister』にいたっては名門Beggars Banquet在籍期(1984年から88年頃)のちょうど中間の86年にリリースされ、内容もバンドの代表曲の1つ「Mr. Pharmacist」を収録している好内容にもかかわらず、90年と97年にCD盤が再プレス(注 リイシューではない)されただけで、ベガバン時代の他のアルバムが全てリイシューされた中、いまだに手をつけられていません。

けれども両者とも完全に再発の話題がないわけではなく、それぞれ現在に至るまでいくつかのニュースがありました。

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まずBend Sinisterについてはこれまで何度も「再発の噂」が流れています。
もともとベガバン時代のアルバムについては2010年に『 The Wonderful And Frightening World Of…』のCD4枚組となるオムニバス・エディションと題されたボックス形式の再発に始まり、1枚枚数を減らして3枚組となった次作『This Nation’s Saving Grace』の再発と順調に再発が進んでいました。しかしボックス形式の再発はここでピタリとストップし、以降Forumは様々な噂で持ちきりになります。

「高すぎてあまり売れなかったんじゃないか?」「Bend Sinisterは前2作に比べるといまいちパッとしないから、ベガーズが売り上げの予想に二の足を踏んでいるんじゃないか?」

実はこのアルバムの次作である『The Frenz Experiment』がThe Fall史上もっともチャート的に成功したアルバムの1つと言われており、ベガーズはオムニバス・エディションの再発を順当に3作連続でやって、そのあと『The Frenz Experiment』を『 The Wonderful And Frightening World Of…』のような規模で再発するつもりだったけど、その計画が頓挫してしまったのではないか?などなど。

そしてファンがやきもきして待つ中、2013年に『5 Albums』というベガバン時代のアルバム5枚をワンセットにしたリイシューボックスの発売がアナウンスされたのですが、『Bend Sinister』はなんとそのチョイスから外れてしまいます。ここでファンが公式サイトのコメント欄に『Bend Sinister』の再発について質問を投下。するとベガバン側から以下のような返信が返ってきました
(公式サイトpage not foundにつきforumからのコピペ)。
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ベガバン「All people on the Fall forum – you’re right, Bend Sinister deserves a separate release and a careful consideration of what speed it should play at. There should be sufficient material for a two disc set. The 5 album set is a way to keep the 3 main albums available on a physical format that sounds better than mp3 and it’s a chance to digitise some of the more obscure tracks. Actually I really enjoyed listening to the ‘Hit The North’ CD – it works better than it should.
Much has been re-mastered from analogue tape. Sadly we only have parts of ‘Kurious Oranj’ on analogue. I tried transferring the (digital) vinyl master but it just didn’t sound as good as the CD due to the extra compression, so the different vinyl mixes have been added to the end while keeping the vinyl sequence.
There is still some final work to be done comparing versions of ‘Wrong Place, Right Time No.2’ and ‘Bad News Girl’ – if they are different they will be included. Also I believe Victoria is the same on single and album. Seminal Live hasn’t been re-mastered, just adjusted to match the other CD’s. I’m hoping for a July release.」
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大半が『5 Albums』のアルバムはリイシューされてんのか?という質問に対する回答ですが、ようするに2013年の段階では2枚組でリイシュー出したくて、今それに足るだけの素材を集めてるところ、みたいな回答です。そして何事もなく2014年、順当に雲行きが悪くなってきます。
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ベガバン「Some (sort of) answers. With The Fall there’s enough material to make a 2 disc set from Bend Sinister though I don’t know when that will be.」

ベガバン「Thanks a ton for all of your suggestions. We are working on some of them and all will be revealed in the coming months!」

ベガバン「We’re slowly getting back into the swing of things here and, though I can’t be specific yet, there are a lot of protects in the pipeline for 2014 from across all the Beggars’ labels. Big names, small names, blockbusters and obscurities – we’ve got them covered. That’s not to say we wouldn’t welcome suggestions for what you’d like to see released or re-issued, so please comment away!」
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徐々に頓挫していってるのが伝わる文面ですね。

2015年の段階ではこうなります。(※Forumからキャプチャ)
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(※PCからだと全然見れなかったのでコピペ)

Inevitably, someone asks after “Bend Sinister” – interesting response:

“We are working on Fall projects now… will announce as soon as we can”

2 points:

1) “projects” – plural
2) no commitment to “BS” being one of them

As Beggars are decent sorts, I wouldn’t expect anything to appear until after the new album but still, something is being cooked up for us.
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この時点でThe Fallの再発プロジェクトはいくつかやってるけど、その中にBend Sinisterが含まれているという具体的なコメントはありません。
そして更に時が経ち、2017年。Bend Sinister再発の件はどうなったかというと、なんとForumに「ベガバンの再発担当にメールしたら、”今年の後半にはいいニュースを聞かせてあげられるよ!”という返信が来た。」という書き込みが。もしかするといよいよ今年、Bend Sinisterの再発盤を拝めるかもしれません。

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次はLevitateについて。
実はこのアルバム、2014年にレコードで再プレスされています。といってもオフィシャルではなく、誰がプレスしたのか全くわからないブート盤です。

僕もebayで手に入れましたが、こんな感じで全然本物との違いがわかりません。

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※ちなみにちゃんとした人がやってる風のアートワークは当時のメンバーTommy Crooks氏の仕事

 

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たぶんオリジナルを持ってる人やブートに詳しい人が見ればわかるのかもしれませんが、「1997年のレコードがこんな綺麗な状態で残ってるわけないだろ?」というくらいしか素人目には判断できず、また音もオリジナルのCD盤、レコード盤を持ってない人間からするとこんな感じなのかな?という程度。少しブートっぽいというか、奥行きがないようにも聴こえますが、なにぶんレコード再生装置が中1からずっと家にある壊れかけのコンポしかないので、それがこのレコードの本当の音なのかもわからず終いです。「ARTFUL LP9」というカタログナンバーも刻印されていて(そのままコピーしてるならついてて当たり前なのですが)個人的にはもう本物ということにして大切に保管しています。

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そんなLevitateは発売時にファン泣かせの2枚組限定盤をリリースしており、これが現在廃盤ということもあってファン泣かせのコレクターズアイテムと化しています。
e-bayを見てみると相場はこんな感じ。
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下のはいまでも絶賛発売中のブートLP。55£は日本円で8000円くらい。これも今Brexitのおかげで安く買えるようになっていますが、相場としては80£で出品されていたりもするCDなので、買うのになかなか覚悟がいります。僕はまだ覚悟できていません。この2枚組はThe Fallのオリジナルアルバムでは一番集めにくいCDだと思います。

そんなLevitateのリイシュー情報ですが、もともと人気がないアルバムなので、あまり積極的に問い合わせたりしている方はいないようです。Cherry Redがなんとかしてくれるんじゃないかな、という気もしますが、このCDが売れないご時世にどれだけ需要があるかと言われると、Bend Sinisterよりはるかに厳しい状況に置かれているアルバムだと思います。

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糞ジャケで巡るThe Fall

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1/21現在、いよいよ新譜リリースの気配がたちこめてきたThe Fall。

間も無くリリースされるだろうと噂される新譜はどうも先にオフィシャルサイトで発表されているTシャツの柄を見る限り(下画像)、ジャケもおしゃれというか、あ、ちゃんとした人がやってるな、という感じのものになりそうなのですが、それがうれしいかうれしくないかと言われると少し物足りなさを感じてしまうのがファンのかなしいところ。というのもThe Fallは特に近年その出す音源の糞ジャケさ加減でポイントを稼いでいた感があり、そういう年に一度の風物詩的なThe Fallの新譜ジャケが見れなくなると思うと少し寂しいのです。

 

ということで新譜リリースが近い(?)ことを記念して、これまでのThe Fallのリリースしてきたアルバムの中で、特に糞ジャケすぎるだろ、と思うものを振り返り、新作に備えたいと思います。

 

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The Fallは最初からひどいジャケットを出すバンドではありませんでした。
80年リリースの3rd『Grotesque』などは見ようによっては確かに糞ジャケと言っていいポンコツなイラストが描かれてはいますし、これを糞ジャケという方はおられるかと思いますが、これはこれで当時の空気感を反映しているようで普通にカッコいいというか、中の音を体現している優れたジャケットなんではないかと思います。なんというか糞ジャケというのはこういうのじゃない、デザインとかのチャチな違いではない、もっと本質的なところで「何も言えねえ」とう感じになるもののことだと思います。

 

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同様に『Perverted By Language』(1983)とか『Bend Sinister』(1986)あたりも見ようによっては糞ジャケとは言えなくはないかもしれませんが、個人的な基準ではこれらのジャケットも糞だとは思いません。少なくともアーティストが音楽を聴いてちゃんと作ってるな、という感じが漂っていればそれは糞ジャケとは言えないと思います。

 

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Mark E Smithおじいちゃんの自伝によれば本人はバンド初のメンバー写真がジャケとなった『The Light User Syndrome』(1996)が「俺が糞ジジイに写ってる」「後ろのメンバーがアホヅラすぎて見ていられない」などの理由で非常にお気に召しておられないご様子ですが、ファンからすればこれも全然アリ、むしろアルバムの空辣な雰囲気を見事に表した、非常に素晴らしいジャケットだと思います。

 

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1991年の『Shift Work』あたりからフランス人アーティスト(糞ジャケクリエイター)のPascal Le Gras氏とMES氏の交流も始まり彼の手がけるジャケットも増え、いよいよ糞ジャケ黄金期の到来か、と予感させますが、それでもまだ80年代末から00年代にかけての間は、シングル『There’s A Ghost In My House』(1987)とか、ちょっとこれは・・という作品はあったりするものの、全体的にそこまで糞ジャケらしい糞ジャケはないと思います。(後からきたのが破壊的すぎてこの頃の糞ジャケがかすんでる、とも言える)

 

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それでも『Archive Series』(1997)なんかはなかなかの糞ジャケ。

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問題は00年代に入ってからです。

まずはこれ、2007年のオリジナルアルバム、『Reformation Post TLC』。

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このジャケはまだ許せます。が、このアルバムのしばらく後に出たライブ盤のジャケットが問題。

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同じ!!
やばいです。別々のところから拾った画像なので色味に違いがありますが、実際のCDの印刷は全く同じ。しかも字体まで変えないという。実際このアルバムのツアーのライブ盤なので、このジャケットは正しいといえば正しいのですが、同時にハマースミス・パレスというクラッシュの歌にもなったライブハウスの最終営業日の録音という歴史的にも貴重な音源(たぶん)です。こういう音源をこんなジャケットで出すあたり、やっぱりThe Fallきてるなーと感じます。

 

 

そしてこの「ジャケット同じじゃねーか!」パターンは1つだけでありません。2003年にリリースされたこちらのコンピ。

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そして数年後、上のコンピを出したのと全く関係ない(系列か?)アメリカのレコード会社からリリースされたコンピ。

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何の躊躇なく同じ!!!あと今このブログ書いてて気づいたけど、実は画像の左右反転という涙ぐましい努力をしている!泣ける!糞!糞ジャケ!!
で、上のコンピはVol.2、3と続いていくのですが、どれもなかなか褒める言葉の見つからないひどい内容。そんなコンピのシリーズをリリースしたレーベルがSecret Recordsで、これもなかなかの糞ジャケ生産レーベルです。そんなSecret Recordsの手がけたコンピ、ライブ盤のジャケットがこちら。

 

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一見綺麗に見えるけど手抜き!!
実際ライナーとかは丁寧に作ってるレーベルなので、最低ではないのですが、上の『White Lightning』と『Yarbles』、一見同じデザイナーさん使ってる(じゃなかったら◯してくれ)のにシリーズでもなんでもなく、リリースも数年間隔空いてる全く関係ない音源という謎仕様。しかも後者に至っては同時発売されたライブ盤CDの”抜粋”、という中身も本格的な謎仕様。

最後のアルバムに到っては文字入力してフォントのサイズを大きくしただけ。収録曲も10曲程度のipodのシャッフル再生程度の寄せ集めベスト?でかなりきています。

 
そんなSecret Recordsをはるかに凌駕する糞ジャケ生産レーベル(まだ上がある)がOzit Records。ここは本当に糞です。
2013年リリースのライブ盤、『Live In San Francisco』はまだ許せる絵面。(内容は2003年頃のライブ)

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まあこれもギリといえばギリの、この画像のどこがThe Fallと関係あるんだ?という感じのノリですが、よりヒドいのが昨年のレコードストアデイにリリースされた『Bingo Masters At The Witch Trials』。

 

 

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いくらなんでも糞すぎるだろ!!!!
しかもこのジャケ、フリー素材をコラしただけのめちゃくちゃ簡素なもの(下記画像参照)。

左下はMES氏直筆のメッセージですが、たぶんどこかのゴミ箱から拾ってきた紙でしょう。このアルバムがレーベルの目下最新作なので、同時にThe Fallの糞ジャケとしても最高傑作というか、これ以上は切に出て欲しくないと願うばかりの1枚になっています。

Fall OnlineのForumでも「Tragic」とか「ひどすぎて目を瞑り、いくらなんでも自分の錯覚だと思って目を開けたら更にヒドかった。」など非難轟々。さらにもともとレコード限定で売ったくせにちゃっかり後日CDも出しています。さすがにこのCDはまだ買っていません。(レコード棚をそっと振り返りながら)

 

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しかしながら上のSecret RecordsとOzit Recordsはともに再発専門レーベルなので、もともとが「こいつらなら何出しても買うやろ、まじおもろいわ。」という根性でファン相手に商売をしている殿様レーベル。

だからこちらも恥を忍んで買う以上、ジャケットはどんなのでもいいといえばいい(覚悟の上)のですが、最近のThe Fallはオリジナルアルバムでもかなりきわどいアートワークを採用しています。

2011年のErsarz GB。

 

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かなりヒドい!!!

しかもCDはブックレットなくて上のジャケが印刷されたヒラヒラの紙が一枚入ってるだけです。

しかしこのアルバム、実はリリース前は下の画像がジャケットとして発表されていました。

 

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こっちでよかっただろ!!
HMVで新譜を予約し、ジャケットを見て今回はおしゃれだなーと思ったらスパーンと変わって、しかも意味不明な風に変わって、これがThe Fallか・・と思ったのはいい思い出です。

 

そして上で少し触れたPascal Le Gras氏。この人もThe Fallの専属デザイナーみたいになって多くの音源のアートワークを担当しているのですが、なんというかすべてがスカム。2004年リリースのコンピ『Interim』とかかなりスレスレ、な感じでやばいです。

 

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The FallではなくMark E SmithとEd Blaneyの共演盤もジャケを担当していて、これもかなりきています。

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せめて写真はピンぼけやめろ!

 

そして目下最新アルバム『Sub-Lingual Tablet』(2015)と昨年リリースされた最新EP『Wise Ol’ Man』。

 

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『Sub-Lingual Tablet』の方はやばい感じ隠せてない風ですが、Wise Ol’ Manのジャケットは普通にカッコいいと言っても良く、どちらもかなりまともな印象です。

Wise Ol’ Manのジャケイラストは『Grotesque』と同じ、Mark E Smithのお姉様が担当。モデルはギターのPete Greenwayにも見えますが、いずれにせよ糞ジャケではないでしょう。

 

The Fallの糞ジャケ、ざっと書いてもまだまだ収まりきらないだけあります。

スカムさが味になってるものもあり、麻痺したファン脳が勝手にいいジャケと思ってるものもあるでしょう。

いよいよ出る新譜、果たしてジャケットは糞なのかそうじゃないのか、そういうところに注目して待ってみるのもいいかもしれません。

「Various Times」対訳

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Alright we’re going to go back
to 1940
No money
And I live in Berlin
I think I’ll join up
Become a camp guard
No war for me
An old Jew’s face dripping red

I hate the prisoners
I hate the officers
They’ve no fight
I think I’ll join
The red rose
Leave Belsen
I’ll go to Switzerland

A human resistor
Don’t think, ask him

Present :
I don’t like them
said Ian
in his black-out threat
I think I’ll drop out
Become a no-man
And live my rules
But I’m the sort that gets
out of the bath with a dirty face

Everyone I meet’s the same now
No brains or thought
A good case for the systems we like – we get

Human race
Various times
Don’t think, ask him

Future:
1980
Black windows
And smokey holes
My head is full of lead
And the beer is so weak
Since they got rid of time around here

Dr. Doom fresh from Salem
And the witch trials
The Lathe of Heaven
Time mistaken
Three places at once

Human race
Don’t think, ask him

Ask him
Ask him

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オールライト
それじゃあみんなで1940年に戻ってみよう
金はなく
俺はベルリンに住んでいる
俺は収容所のガードマンにでもなろうかなと思っている
戦争なんて他人事
年老いたユダヤ人の血まみれの顔

俺は収容者を憎む
俺は士官どもを憎む
やつらは戦わない
俺は参加しようと思う
赤い薔薇
ベルゲン収容所を離れ
俺はスイスに向かう

人間の抵抗
考えるな、彼に従え

現在:
「僕は彼らが好きじゃない」
イアンが言った
電気を止められることを恐れながら
俺はドロップアウトしようかなと思う
何者でもない人間になる
そして自分のルールに従って生きる
でも俺は顔も洗わず風呂から出る人間だ
俺が会うやつはみんな似通っている
頭が空っぽで何も考えていない
それは俺たちの好きな−手に入れた−システムにとっては都合のいいこと

人類
様々な時代
考えるな、彼に従え
未来:
1980年
黒塗りの窓
胸焼け
頭の中は鉛でいっぱい
くそまずいビール
彼らがこのあたりから時間を奪って以来ずっと

Dr.Doom
セイラムから産地直送
魔女裁判
天のろくろ
時間の失敗
3つの場所の並在
人類

思考を止めろ、彼に従え
彼に従え
彼に従え

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「Various Times」はThe Fallの2ndシングル(Bingo Master〜をEPとする場合は1stシングル)で、「It’s A New Thing」との両A面の扱いになっています。歌詞にある「Said Ian」のIanはエコバニのイアン・マッカロクのことで、なんとこの時期イアン・マッカロクはあのジュリアン・コープと一緒にThe Fallのローディーとして働いていたのだとか。
今回訳に挑戦するまでMark E Smithがこんなにナチスのこととかに関心があったとは知らなかったのですが、曲はナチス的なものに惹かれていく人のことを風刺を込めて過去(ナチス当時)・現在・未来の3つの視点から歌ったもので、結局いつの時代もバカばっかりなのだから、いつの時代もナチスが現れる恐れはある、みたいな感じの曲になっています。
Dr.Doomはアメコミに登場するキャラクター。セイラムは魔女裁判で有名なアメリカの田舎町です。天のろくろはル・グウィンのSF小説。
歌詞は現在まで面々と続くワンフレーズの呪文みたいな言葉を積み重ねていくスタイルが早くも出現している感じで引き込まれます。

The Fall全音源リスト【※2017/2/19更新】

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※収拾がつかなくなる為、各アルバムごとのリイシューや再発は省きます。
※中身が同じでもタイトルが違うもの、既存のアルバムをまとめたBOXセットなども1枚としてカウントしています。
※『Slates』と『Room To Live』はEP形式ですが、アルバムとしてカウントされることも多いので、ここではアルバムとしてカウントしています。

※2017/2/19 項目に”Book”を追加、”その他”項目にLive in Cambridge/Live Various Yearsの2in1を追加。

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Single / EP

  1. Bingo-Master’s Break-Out! EP (1977年)
  2. It’s the New Thing (1978年)
  3. Rowche Rumble (1979年)
  4. Fiery Jack EP (1980)
  5. How I Wrote ‘Elastic Man (1980年)
  6. Totally Wired (1980年)
  7. Lie Dream of a Casino Soul (1981年)
  8. Look, Know (1982年)
  9. Marquis Cha-Cha (1982年)
  10. The Man Whose Head Expanded (1983年)
  11. Kicker Conspiracy” (1983年)
  12. Oh! Brother (1984年)
  13. c.r.e.e.p. (1984年)
  14. Call for Escape Route EP (1985年)
  15. Couldn’t Get Ahead / Rollin’ Dany (1985年) 
  16. Cruiser’s Creek (1985年)
  17. Living Too Late (1986年)
  18. Mr Pharmacist (1986年)
  19. Hey! Luciani (1986年)
  20. There’s a Ghost in My House (1987年)
  21. Peel Sessions EP (1987年)
  22. Hit the North (1987年)
  23. Victoria (1988年)
  24. Jerusalem / Big New Prinz (1988年)
  25. Cab It Up! (1989年)
  26. Telephone Thing (1990年)
  27. Popcorn Double Feature (1990年)
  28. White Lightning / The Dredger EP (1990年)
  29. High Tension Line (1990年)
  30. Free Range (1992年)
  31. Ed’s Babe  (1992年)
  32. Kimble EP (1993年)
  33. Why Are People Grudgeful? (1993年)
  34. Behind the Counter (1993年)
  35. 15 Ways (1994年)
  36. The Chiselers (1996年)
  37. Masquerade (1998年)
  38. Touch Sensitive (1999年)
  39. F-‘oldin’ Money (1999年)
  40. Rude (All the Time) (2001年)
  41. The Fall vs 2003 EP (2003年)
  42. (We Wish You) A Protein Christmas EP (2003年)
  43. Theme from Sparta F.C. #2 (2004年)
  44. Rude (All the Time) EP (2005年)  ※40に数曲足してEP仕様としたもの
  45. I Can Hear The Grass Grow (2005年) ※DLオンリーのシングル
  46. Higgle-Dy Piggle-Dy coupled with Alec Empire/Gary Burger “Monk Time (2006年)  ※Monksのトリビュート盤からのシングルカット
  47. Fall Sound (2007年) ※DLオンリーのシングル
  48. Reformation! (2007年)
  49. Slippy Floor (2009年)
  50. Strychnine EP (2009年) ※Secret RecordsによるDLオンリーのEP
  51. Strychnine, Vol.2 EP (2009年) ※Secret RecordsによるDLオンリーのEP
  52. Bury! (2010年)
  53. Laptop Dog (2011年)
  54. Night Of The Humerons (2012年)
  55. The Remainderer EP (2013年)
  56. Sir William Wray (2013年)
  57. Wise Ol’ Man (2016年)

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Album

  1.  Live at the Witch Trials (1979年)
  2. Dragnet (1979年)
  3. Grotesque (After the Gramme) (1980年)
  4. Slates (1981年)
  5. Hex Enduction Hour (1982年)
  6. Room to Live (Undilutable Slang Truth!) (1982年)
  7. Perverted by Language (1983年)
  8. The Wonderful and Frightening World of The Fall (1984年)
  9. This Nation’s Saving Grace (1985年)
  10. Bend Sinister (1986年)
  11. The Frenz Experiment (1988年)
  12. I Am Kurious, Oranj (1988年)
  13. Extricate (1990年)
  14. Shift-Work (1991年)
  15. Code: Selfish (1992年)
  16. The Infotainment Scan (1993年)
  17. Middle Class Revolt (1994年)
  18. Cerebral Caustic (1995年)
  19. The Light User Syndrome (1996年)
  20. Levitate (1997年)
  21. The Marshall Suite (1999年)
  22. The Unutterable (2000年)
  23. Are You Are Missing Winner (2001年)
  24. The Real New Fall LP (Formerly Country on the Click) (2003年)
  25. Fall Heads Roll (2005年)
  26. Reformation! Post-TLC (2007年)
  27. Imperial Wax Solvent (2008年)
  28. Your Future Our Clutter (2010年)
  29. Ersatz GB (2011年)
  30. Re-Mit (2013年)
  31. Sub-Lingual Tablet (2015年)

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Live Album 

  1. Totale’s Turns (It’s Now or Never) (1980年)
  2. Live in London 1980 (1982年)
  3. A Part of America Therein, 1981 (1982年)
  4.  Fall In a Hole (1983年)
  5. Seminal Live(1989年)
  6. BBC Radio 1 Live in Concert (1993年)
  7. 27 Points (1995年)
  8. The Legendary Chaos Tape (1996)
  9. In the City… (1997年)
  10. 15 Ways to Leave Your Man (1997年)
  11. Live to Air in Melbourne 1982 (1998年)
  12. Live Various Years (1998年)
  13. Nottingham 92 (1998年)
  14. Live 1977 (2000年)
  15. I Am as Pure as Oranj (2000年)
  16. Live in Cambridge 1988 (2000年)
  17. Austurbaejarbio (Live in Reykjavik 1983) (2001年)
  18. Live in Zagreb (2001年)
  19. Liverpool 78 (2001年)
  20. Touch Sensitive… Bootleg Box Set (2003年)
  21. The Idiot Joy Show (2003年)  ※2枚組だが、のちにDisc1だけの形で23と一緒にリイシュー
  22. Live at the Phoenix Festival (2003年)
  23. Pearl City (2004年) ※21のDisc2だけをCD化したもの
  24. Live at Deeply Vale (2005年)
  25. Live from the Vaults Los Angeles 1978 (2005年)
  26. Live from the Vaults Oldham 1978 (2005年)
  27. Live from the Vaults Retford 1978 (2005年)
  28. Live from the Vaults Glasgow 1981 (2005年)
  29. Live from the Vaults Hoff Alter Bahnoff 1981 (2005年)
  30. Live at the Knitting Factory, New York 9 April 2001 (2007年)
  31. Live at the Garage, London 20 April 2002 (2007年)
  32. Live at the Knitting Factory, LA 14 November 2001 (2007年)
  33. Live at the ATP Festival 28 April 2002 (2007年)
  34. Last Night at The Palais (2009年)
  35. Live In San Francisco (2013年)
  36. Yarbles (2014年) ※37から一部を抜粋しレコード化したもの  
  37. Creative Distortion (2014年) ※DVD4の音源のCD化、付属DVDはDVD4と同内容
  38. Live Uurop VIII-XII Places In Sun & Winter, Son (2014年)
  39. Bingo Masters At The Witch Trials (2016年) ※24の完全盤

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Compilation Album

  1. Early Years 77-79 (1981年)
  2. Hip Priest and Kamerads (1985年)
  3. Nord-West Gas (1986年) ※ドイツだけで発売されたコンピ盤
  4. The Fall (1986年) ※アメリカのPVC Recordsというレーベルからリリースされた編集盤。両面が同じ内容
  5. Palace of Swords Reversed (1987年)
  6. The “Domesday Pay-Off” Triad-Plus! (1987年) ※アメリカ・オーストラリアで発売されたコンピ盤
  7. Box One (1988年) ※日本だけで発売された4枚組編集盤
  8. Box Two (1989年) ※同上
  9. 458489 A Sides (1990年)
  10. 458489 B Sides (1990年)
  11. The Collection (1993年)
  12. Sinister Waltz (1996年)
  13. Fiend with a Violin (1996年)
  14. Oswald Defence Lawyer (1996年)
  15. The Other Side Of… (1996年) ※12,13,14の3枚をセット化したもの
  16. The Archive Series (1997年)
  17. The Less You Look, the More You Find (1997年)
  18. Oxymoron (1997年)
  19. Cheetham Hill (1997年)
  20. Smile… It’s the Best of (1998年)
  21. Northern Attitude (1998年)
  22. The Peel Sessions (1999年)
  23. A Past Gone Mad (2000年)
  24. Psykick Dancehall (2000年)
  25. Backdrop (2001年)
  26. A World Bewitched (2001年)
  27. 2G+2 (2002年)
  28. Totally Wired – The Rough Trade Anthology (2002年)
  29. The Rough Trade Singles Box (2002年)
  30. High Tension Line (2002年)
  31. Listening In (2002年)
  32. Early Singles (2002年)
  33. It’s the New Thing! The Step Forward Years (2003年)
  34. Time Enough At Last (2003年)  ※18,19及びライブ盤『15 Ways to Leave Your Man (1997年)』をセット化したもの
  35. Words of Expectation – BBC Sessions (2003年)
  36. The Rough Trade Singles Collection (2003年) ※イタリアのレーベルから販売された29の音源を1枚のレコードにまとめたもの
  37. The War Against Intelligence – The Fontana Years (2003年)
  38. Rebellious Jukebox (2003年)
  39. 50,000 Fall Fans Can’t Be Wrong – 39 Golden Greats (2004年)
  40. Interim (2004年)
  41. The Complete Peel Sessions 1978–2004 (2005年)
  42. The Permanent Years – Paranoia Man in Cheap Sh*t Room (2006年)
  43. The Fall Box Set 1976-2007 (2007年)
  44. I’ve Never Felt Better In My Life – 1979-1982 (2008年)  ※38とジャケットが酷似しているが無関係
  45. Rebellious Jukebox Volume 2 (2009年)
  46. Totally Wired… Another Fall Best Of (2009年)  ※Secret RecordsによるDLオンリーのコンピレーション
  47. Rebellious Jukebox Volume 3 (2010年)
  48. 13 Killers (2013年)
  49. 5 Albums (2013年) ※ベガーズバンケット時代の音源をまとめたもの
  50. White Lightning (2014年)
  51. Creative Distortion, Vol.2  (2015年) ※Secret RecordsによるDLオンリーのコンピレーション。同名のライブ盤とは無関係
  52. The Wonderful And Frightening Escape Route To… (2015年)
  53. Schtick: Yarbles Revisited (2015年)
  54. The Classical (2016年)
  55. The Best Of The Fall (2016年) ※Secret RecordsによるDLオンリーのコンピレーション

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DVD/Video

  1. Perverted By Language Bis (VHS: 1983年 / DVD: 2003年)
  2. VHS8489 (VHSのみ 1990年)
  3. Shift-Work And Holidays (VHS: 1991年 / DVD: 2008年)
  4. A Touch Sensitive (DVDのみ: 2003年) ※Live Album37の付属DVDと同内容
  5. Access All Areas – Volume One (DVDのみ: 2004年)
  6. Access All Areas – Volume Two (DVDのみ: 2004年)
  7. Live At The Hacienda 1983-1985 (DVDのみ: 2004年)
  8. Northern Cream: Fall DVD That Fights Back! (DVDのみ: 2009年)
  9. Kicker Conspiracy: Live At The Haçienda 1983-1985 (DVDのみ: 2011年) ※7とは別内容。同じ撮影日の他の曲の映像を収録
  10. It’s Not Repetition , It’s Discipline (DVDのみ: 2015年) ※ドキュメンタリー
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その他

  1. Sniffin Rock #9 (1989年) ※「Sniffin Rock」というファンジンの付録
  2. I’m Frank (1990年) ※プロモオンリーのシングル
  3. Extricate Album Sampler (1990年) ※プロモ盤
  4. So What About It? / Edinburgh Man (1991年) ※プロモ盤
  5. So What About It? (1991年) ※プロモ盤。上とは別
  6. Slates / A Part Of America Therein, 1981 (1992年) ※2in1
  7. Lost In Music (1993年) ※プロモ盤
  8. Selections From ‘The Infotainment Scan’ Plus Crash Course ’84-’92 (1993年) ※プロモ盤
  9. Middle Class Revolt / This Nation’s Saving Grace (Drum Club Remixes) (1994年) ※DJ向けのプロモ盤
  10. March 22nd 1995 Roadhouse, Manchester (1995年) ※CD-R盤
  11. Untitled (1996年) ※ドイツのファンジン「What’s That Noise?」の付録
  12. Live in Cambridge/Live Various Years (2003年) ※2in1
  13. 2 Librans (2004年) ※500枚限定のデモ盤。2002年のリイシュー盤を買った人が付属のトークンをVoinceprintに送ることで入手できた
  14. Blind Man (2004年) ※メールオーダー限定のプロモ盤
  15. Code: Selfish//Shiftwork (2004年) ※2in1
  16. Best Of Sampler (2007年) ※アルバム13,14,15のリイシュー盤発売時のプロモ盤
  17. Your Future Our Clutter UK 9-trk promo (2010年?)  ※Your Fitterのプロモ盤。e-bayで存在確認
  18. Drum Club Vs. The Fall ‎– Middle Class Revolt (不明) ※プロモ盤

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Book

  1. The Fall Lyrics / Mark E Smith (1985年)
  2. Paintwork: A Portrait of The Fall / Brian Edge (1989年)
  3. A User’s Guide To The Fall / Dave Thompson (2003年)
  4. Hip Priest: The Story Of Mark E Smith And The Fall / Simon Ford (2003年)
  5. The Fall / Mick Middles & Mark E Smith (2003年)
  6. Renegade – The Lives & Tales Of Mark E Smith / Mark E Smith & Austin Collings (2008年) ※インタビュー書き起こしスタイルの自伝
  7. vII / Mark E Smith (2008年) ※2000冊限定
  8. The Fallen / Dave Simpson (2008年) ※元メンバー(&MES氏)へのインタビュー集
  9. Mark E. Smith and The Fall: Art, Music and Politics / Benjamin Halligan (2010年)
  10. The Big Midweek – Life Inside The Fall / Steve Hanley and Olivia Piekarski(2014年) ※元ベーシストの自伝
  11. You Can Drum but You Can’t Hide / Simon Wolstencroft(2014年) ※元ドラマーの自伝
  12. The Rise, The Fall, and The Rise / Brix Smith Start (2016年) ※元ギタリスト、前々妻の自伝
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「Last Orders」対訳

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Everybody’s telling me to listen up
They’re trying to run my life for me
I’m gonna tell I’ll tell ‘em
Their term’s up

They’ve just given me their
Last orders
Last orders
Last orders
Last orders

Everyone’s in prison or in the army
All sincere, all phoney
Reading all the books, taking in the news

They’ve just given me their
Last orders
Last orders
Last orders
Last orders

I don’t dig their dead-end options
I’m not hurt by their rejections
I’m no sell-out, and they’ve found out

They’ve just given me their
Last orders
Last orders
Last orders
Last orders

Everybody’s telling me to listen up
They’re trying to write my life story
Joke’s on them
It’s the end of the rap

They’ve just given me their
Last orders
Last orders
Last orders
Last orders

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みんなが俺に話を聞けと言う
彼らは俺の人生を俺のために走らせようとする
俺は俺の言いたいことを言ってやる
彼らの出番はもうおしまいさ

彼らはちょうど俺に告げた
最終宣告
最終宣告
最終宣告
最終宣告を

刑務所に入っている連中と軍隊に入っている連中
両方誠実だし両方嘘つきさ
本ばかり読んで、本のことばかりしゃべる

彼らはちょうど俺に告げた
最終宣告
最終宣告
最終宣告
最終宣告を

俺は彼らのドン詰まりの選択肢を選んだりしない
俺は彼らの拒絶に胸を痛めない
俺は自分を安売りしない
そして彼らは気づくだろう

彼らはちょうど俺に告げた
最終宣告
最終宣告
最終宣告
最終宣告を

みんなが俺に話を聞かせようとする
彼らは俺の人生のストーリーを書こうとしている
ふざけるんじゃないぜ
それで話はおしまいさ

彼らはちょうど俺に告げた
最終宣告
最終宣告
最終宣告
最終宣告を

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これもThe Fallの最初期の楽曲で、「Stepping Out」同様コンピレーション『Short Circuit – Live At The Electric Circus』に収録されています。どうもこの音源がThe Fallのデビュー音源ということになるらしく、他にもJoy Divisionの最初の音源が入っていたりと、こちらのコンピはこちらのコンピでなかなか歴史的な価値のある音源になっている模様で、他にもジョン・クーパー・クラークやバズコックス、あとThe Dronesにスティール・パルスの初期音源が収録されています。
こちらの曲は「Dresden Dolls」と同じく演奏も歌詞(初代ベーシストのTony Friel氏によるものとのこと)もめちゃくちゃストレートにパンクで、個人的にもなかなか好きな曲です。

「Stepping Out」対訳

 

 

 

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I used to believe everything I read 

But that’s all changed and now I’m stepping out
That’s all changed and now I’m
Stepping out

I used to stay in the house and never go out
But now I’m stepping out, stepping out
I used to stay in the house and never go out
But now I’m stepping out, stepping out, stepping out

I used to stay on my feet all 24 hours
But now I’m stepping out, stepping out
The light’d be on 24 hours
But now I’m stepping out, stepping out, stepping out

So people get ready, strip down your houses
Cause I’m stepping out, stepping out
So people get ready, strip down your houses
Cause I’m stepping out, stepping out, stepping out

I used to believe everything I read 
But that’s all changed ‘cause now I’m stepping out
That’s all changed cause now I’m
stepping out

Stepping out

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俺は昔読んだものをすべて信じていた
しかしそれはすべて変わって
今俺は外に出かける
すべては変わって
今俺は外に出かける

俺は昔ずっと家にいて外に出なかった
しかし今俺は外に出かける、外に出かける
俺は昔ずっと家にいて外に出なかった
しかし今俺は外に出かける、外に出かける、外に出かける

昔俺は24時間立ち尽くしていた
しかし今俺は外に出かける
24時間光に満ちている
しかし今俺は外に出かける、外に出かける、外に出かける

家から出る準備はいいか?
俺は外に出ている、外に出ている
家から出る準備はいいか?
俺は外に出ている、外に出ている

俺は昔読んだものをすべて信じていた
しかしそれはすべて変わって
今俺は外に出かける
すべては変わって
今俺は外に出かける

外に出かける

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『Short Circuit – Live At The Electric Circus』というコンピや、いくつかの初期のライブ盤にだけ収録されている初期音源です。歌詞は初代ベーシストのTony Frielが書いたと言われていて、めちゃくちゃ中身の薄いというか、やっぱりこの時代のパンク、っていう感じの歌詞(パンクに出会って人生観変わった風のストーリー)になっていると思います。取り立てて取り上げることもない曲ではあるのですが、最近では1stアルバムのリイシュー盤の2枚組やSecret Recordsから出されたコンピ『13 Killers』等、比較的入手しやすい音源にも収録されることが増えており、僕も今回この翻訳作業を通じて初めてアルバム未収録曲だったということに気づかされました。The Fallのこういう側面も悪くないと思います。

「Repetition」対訳

 

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Right noise
We’re gonna get real speedy
You gotta wear black all the time
You’re gonna make it on your own

Cos we dig
Cos we dig
We dig
We dig repetition
We dig repetition
We’ve repetition in the music
And we’re never going to lose it

All you daughters and sons
who are sick of fancy music
We dig repetition
Repetition on the drums
and we’re never going to lose it

This is the three R’s
The three R’s:
Repetition, Repetition, Repetition

Oh mental hospitals
Oh mental hospitals
They put electrodes in your brain
And you’re never the same
You don’t dig repetition
You don’t love repetition
Repetition in the music and we’re never going to lose it

President Carter loves repetition
Chairman Mao he dug repetition

Repetition in China
Repetition in America
Repetition in West Germany
Simultaneous suicides

We dig it, we dig it
We dig it, we dig it

Repetition, repetition, repetition
Repetition, repetition, Regal Zonophone

There is no hesitation
This is your situation
Continue a blank generation

Blank generation
Same old blank generation
Groovy blank generation
Swinging blank generation

Repetition, repetition, repetition….

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正しい騒音
俺たちは速度を上げていく
お前は常に黒い服を着なければならない
お前はそれをお前自身で作り出さなければならない

俺たちは掘り返す
俺たちは掘り起こす
俺たちは掘り起こす
俺たちは反復を探究する
俺たちは反復を探究する
俺たちは音楽の中で反復する
そして決してそれを失うつもりはない

すべてのあなたの娘と息子
ファンシーな音楽にうんざりしている人々
俺たちは掘り返す
俺たちは掘り返す
俺たちは繰り返しを探究する
俺たちは繰り返しを探究する
ドラムの反復
そして決してそれを失うつもりはない

これが3つの「R
3つの「R」:
反復・反復・反復(Repetition)

精神病院
精神病院
やつらはお前の頭に電極を当てる
そしてお前はもう2度と元に戻れない
お前は反復を探究しない
お前は反復を愛さない

音楽の中の反復を決して失うつもりはない

カーター大統領は反復を愛している
毛沢東は反復を掘り起こした

中国における反復
アメリカにおける反復
西ドイツにおける反復
同時自殺

俺たちはそれを掘り起こす
俺たちはそれを掘り起こす
俺たちはそれを掘り起こす
俺たちはそれを掘り起こす

反復・反復・反復
反復・反復・リーガル・ゾノフォン

そこに躊躇はない
これがお前の置かれた状況
ブランク・ジェネレーションを突き進め

ブランク・ジェネレーション
マンネリ化したブランク・ジェネレーション
グルーヴィーなブランク・ジェネレーション
スイングするブランク・ジェネレーション

反復・反復・反復

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 The Fallの音楽哲学みたいなのがヒネりながらもストレートに歌われている(と思われる)曲です。このRepetitionという単語が曲者で、ニュアンス的には反復性ということから転じて日々の習慣とか無意識にやってしまっていることとか、そういうものを全部含めた総括的な言葉だと思うのですが、うまく日本語にそれに当てはまる単語がなく、”習慣的反復的恒常志向型自動規律性”みたいなことなんだろうなと思いながら翻訳しました。常にそういうことの中から、しかし常にそういうことを繰り返すことで何かを見つけていけ!ということなのだと思うのですが、やっぱり英語の意味を日本語で考えるのは難しいです。
後半出てくる「西ドイツにおける・・」のあたりのくだりはこの歌が歌われた頃に起きたドイツの赤軍ことバーダー・マインホフのメンバーが相次いで自殺した(同時?)事件についてを指しているそうで、実際MES氏はインタビューで何度かこのグループのことを言及しているので、おそらくその通りなのでしょう。カーター大統領が反復を愛しているというのは保守的だったことを指していて、毛沢東が反復を掘り返したというのは秩序のない中国にそういったマオマオした党派精神的なものを注入したということを示唆しているのだと思います。そのあと出てくるリーガル・ゼノフォンというのはなんてことはないレーベル名で、有名どころではProcol Harumなんかが1stアルバムをリリースしたレーベルです。そういった時代の音楽を反復(コピー)しつつも、そこに何らかの新しいものを創り出せ、というようなことを意味しているのかもしれません。ただの言葉遊びのような気もしないでもないですが・・。
最後の「ブランク・ジェネレーション」のくだりから一気に演奏がパンクっぽくなりますが、このブランク・ジェネレーションというフレーズはもちろんリチャード・ヘルのアレです。途中何の脈絡もなく入る精神病院のくだりについては当時MES氏が居を構えていたアパートが精神病院の真横だったからそれのことじゃないか、という身も蓋もない考察がなされていますが、しかし反復を愛せなくなる、というのは電気ショックで頭をパーにされ何もできなくなった人のことを取り上げて、そういった医療を発展させた左派的なものに対する、お前らはぶち壊すだけで、何もできねーじゃん、文化っていうのは反復されてなんぼなんだよボケ!というメッセージなのかもしれません。いずれにせよこの曲含め初期の楽曲は狭いライブハウスの目の前にいる熱狂的なファンに向けての直線的なメッセージ、という感じがして、すごい熱い・・(のちの「Bonkers In Phoenix」みたいな曲には一切含まれていない)人間的・パンクシーン的にキボーに満ちたものを感じてとてもいいです。今回歌詞を訳してみてどんどんこの時代のThe Fallが好きになっています。

「Bingo-Master’s Break-Out!」対訳

 

 

 

Two swans in front of his eyes
Colored balls in front of his eyes
It’s number one for his Kelly’s eye
Treble-six right over his eye

A big shot’s voice in his ears
Worlds of silence in his ears
All the numbers account for years
Checks the cards through eyes of tears

Bingo-Master’s Breakout!
Bingo-Master’s Breakout!
Bingo-Master’s Breakout!

All he sees is the back of chairs
In the mirror, a lack of hairs
A light realm, which he fills out
Hear the players all shout

Bingo-Master’s Breakout!
Bingo-Master’s Breakout!
Bingo-Master’s Breakout!

A glass of lager in his hand
Silver microphone in his hand
Wasting time in numbers and rhyme
One hundred blank faces buy

Bingo-Master’s Breakout!
Bingo-Master’s Breakout!
Bingo-Master’s Breakout!

Came the time he flipped his lid
Came the time he flipped his lid
Holiday in Spain fell through
Players put it down to

Bingo-Master’s Breakout!
Bingo-Master’s Breakout!
Bingo-Master’s Breakout!

A hall full of cards left unfilled 
Ended his life with wine and pills
There’s a grave somewhere only partly filled
A sign in a graveyard on a hill reads

Bingo-Master’s Breakout!

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22」が彼の目の前に映っている
色のついたボールが彼の目の前に映っている
それは彼のケリーの目のための一級品
3つの「6」がすぐそこにある

ボスの声が彼の耳に響く
静寂の世界が耳の中に広がる
すべての数が人生を構成している
濡れた瞳でカードをチェックする

ビンゴマスターの暴走
ビンゴマスターの暴走
ビンゴマスターの暴走

彼が見るのは椅子の背面だけ
鏡の中、無くなった髪
拡がっていく、光の領域
プレイヤーたちの叫びを聞きながら

ビンゴマスターの暴走
ビンゴマスターの暴走
ビンゴマスターの暴走

彼の手にはラガーのグラス
彼の手にはシルバーのマイクロフォン
数字を読み上げ、韻を踏みながら浪費する時間
100人のうつろな人々がビンゴを買う

ビンゴマスターの暴走
ビンゴマスターの暴走
ビンゴマスターの暴走

彼が怒り狂う時が来た
彼が怒り狂う時が来た
スペインの休日は失敗に終わった
プレイヤーはカードを置いた

ビンゴマスターの暴走
ビンゴマスターの暴走
ビンゴマスターの暴走

カードでいっぱいのビンゴホールは捨て置かれ
彼の人生はワインとアンフェタミンに沈んだ
墓石のまばらに並ぶ墓所
丘の上にある墓碑にはこう刻まれている

ビンゴマスターの暴走!

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 The Fall初期の楽曲の中でもクセのある楽曲の1つで、訳してみて歌詞もめちゃくちゃクセがあって僕の英語力ではほとんど心が折れかける難しさでした。ビンゴの用語を使っているのもあれですが、例えば「All the numbers account for years」というフレーズなんかはビンゴの数字だけを読み上げてる自分の人生を皮肉ってるビンゴマスター(数字を読み上げる人のことで、イギリスとかにはそれ専門のBingo Callerと呼ばれる人たちがいて、そのトーナメントなんかもあるようです。)のことをうまく表していると思います。
「In the mirror, a lack of hairs/A light realm, which he fills out」のくだりも、ビンゴホールの鏡に映る、客の禿げた頭と、毎朝鏡なんかで見る自分の歳を経て禿げ上がっていく頭を重ねてるのだと思いますし、light realmというのも、読み上げた数字が点灯するビンゴホールの電光掲示板と、自分の頭の中に広がっていく”Breakout”への衝動みたいなものが重ねてあるのでしょう。「Checks the cards through eyes of tears」というのは自分のビンゴカードをチェックするのと、自分の人生を振り返るということをギャンブル用語でうまくつなげてあるフレーズなのだと思います。ただ1個「Holiday in Spain」というフレーズだけは何のことかさっぱりわからず、普通に訳してしまいましたが、もしかするとこの舞台がスペインのビンゴホールで、失敗したというのはスペインまで遊びに来てビンゴをしているお客さんの立場からのフレーズなのかもしれません。同名の映画があることもわかりましたが、とにかくこのフレーズだけは何のつかみどころもありませんでした。3つの6はオーメン的な意味(それが近づいているということ)だと思いますし、Breakoutは激情でも発狂でもなんでもよく、とにかく「やってられっか!!!」となって暴走してしまったということを表しているようなのでここではシンプルに暴走にしています。「Two Swan」とか「Kelly’s Eye」とかはビンゴ用語なので気になる方は調べてみてください。資料としてこの時代のビンゴ動画も添付しておきます。

「Psycho-Mafia」対訳

 

 

 

Psycho-Mafia


Spitting on the streets
Numb heads and feet
Nowhere to go
Won’t let us in the shows


‘Cos we talk about love
And the Psycho-Mafia
I’m talking ‘bout love
And the Psycho-Mafia


No soul in the discos
No rock in the clubs
Won’t let us in the pubs
And the city joys


Going on about love
And the Psycho-Mafia
I’m talking about love
And the Psycho-Mafia


Psycho-Mafia
Psycho-Mafia
‘cho Mafia
‘cho Mafia


Spitting on the streets
Shot heads and teeth
Our eyes are red
Our brains are dead
Going on about drugs


Psycho-Mafia
I’m talking about love
Psycho-Mafia

 


 

通りに唾を吐きながら
鈍い頭と足で
行く当てもなく彷徨う
俺たちを見世物にしないでくれ


何故なら俺たちは
愛について話してる
サイコ・マフィア
俺は愛について語ってる
サイコ・マフィアだから


魂のないディスコ
ロックのないクラブ
パブになんか連れて行かないでくれ
都会の遊びにもうんざりだ


愛の話を続けよう
サイコ・マフィア
俺は愛について喋ってる
サイコ・マフィア


サイコ・マフィア
サイコ・マフィア
コ・マフィア
コ・マフィア


通りにに唾を吐きながら
ブッ飛んだ頭と歯で
俺たちの目は充血して真っ赤
脳みそは機能不全


ドラッグの話を続けよう
サイコ・マフィア
俺は愛の話を続けてる
サイコ・マフィア

 


The Fallの初期の代表曲の1つである曲です。歌詞は思いの外ストレートで、この「Psycho Mafia」というフレーズには当時のThe Fallのファンを呼んだものだとか、精神医療に対する怒りを表現してるとか、当時Sedgley Parkという場所のバス停あたりでたむろしてた実在のストリートギャングへのトリビュートソングだとか、いろんな説が上がっていますが、MES氏御本人が「ストリートギャングへのトリビュートソングのつもりで作詞したけど、書いた時の自分の精神状態が反映されたのか、不穏なムードが漂っている。」と言っているようなので、素直にその言葉に従いたいと思います。

「愛について語っている」というのはようするに当時そのあたりにいたヒッピーとかの集団が危険薬物を摂取しながらぽわぽわした内容の事を喋っていたことを揶揄しているようで、要するにバス停でたむろして、怪しげな顔つきで薬吸いながら愛がどうとかうんざりするような話をしている連中、それが俺らで、それが俺だぜ、という内容の歌詞なのだと思います。でもそうやってそういうものをバカにしながらも、その中に自分も入れちゃったり、それを一見いかにも前のめりな若者の主張!みたいなノリの演奏で歌ったり、ちょっとは本当にそういうのをかっこいいと思っていそうなところがMES氏なりのユーモアなのだと思います。バス停は公共の場だぞっ!とかそういうキモいことは言わないわけですね。それは行き場のない若々しさでもあるとは思うのですが、一方鬱屈を発散させようというA面的な若々しさ、抗議の叫びにも似た分かりやすいパンク的疾走感もあって、77年とか9年の時点で「No soul in the disco」で「No rock in the club」ならそりゃスレてこういう音楽表現になるわなという感じです。